教えて!祝儀袋の表書き 冠婚葬祭事典①

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祝儀袋不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)の基本

お金包みに使われてきたのし袋

日本には、昔から金品を贈るときに紙で包む作法が伝わってきました。なぜなら、けがれのないものを贈ることが重要とされ、紙で包み、ものを汚さないようにしていたからです。
現在では、お金包みとして、あらかじめ水引とのしがついたのし袋や、それらが印刷されたのし紙・かけ紙か使われています。冠婚葬祭や暮らしのなかのさまざまなお付きあいで、金品を贈る機会は何かと多いもの。古来伝わった形式や意味を知ったうえで応用しましょう。

水引の種類は2種類ある

本来は、お金や贈り物の包みをしっかり結び留めておくために用いられていたのが「水引」で、慶弔問わずかけるのが礼儀です。水引には大き分けて「ちょう結び」と「結び切り」の2種類があり、目的によって使い分けます。(38ページ参照)

のしはお祝いごとのみにつけるもの

「のし」は「のしあわび」を簡略化したもの。日本では古来より贈り物にお酒とともに海産物のあわび、するめなどの酒肴(なまもの)を添える習慣があったことが趣旨で、のしをつけると「なまものを添えて贈ります」という意味になりますです。ですから慶事では基本的にのしをつけますが、魚介類や肉類を贈る場合は、なまものが重複するとされ、のしは不要。弔事では、のしはつけません。

贈る目的と金額に見合った袋を選ぶ

お金を贈るときには、何の目的で、いくら包むのかによって袋を選びます。結婚祝いで5万円を包むならやや豪華や結び切りの祝儀袋を、出産祝いで1万円を包むならシンプルなちょう結びの祝儀袋を用います。一般的にはなかに入れる金額が高くなるほど、袋も豪華にします。
袋の基本は白です。目上の方へ贈る場合、高額を包む場合は上質な白と和紙を使った、正式な袋がふさわしいでしょう。カラフルなものはカジュアルな印象になるので、親しい友人に贈る場合や、若い人向きです。

  • 祝儀袋

    お祝いの気持ちを伝えるのが「祝儀袋」、お悔やみの気持ちを伝えるのが「不祝儀袋(しゅうぎぶくろ)」です。どちらも現金を中包み包むか中袋に入れて、上包みで包んで水引をかけます。
  • [お札の入れかた]
    祝儀、不祝儀いずれも、お札の人物が表にくるように入れるのが一般的。以前は、不祝儀に新札はタブーでしたが、現在は、きれいなお札でも失礼にはなりません。ただし、新札の場合は1度折ってから袋に入れましょう。
  • [のし紙とかけ紙の違い]
    のし紙はのしや水引が印刷された略式ののし袋のようなもので、贈り物を贈るときに、箱の上にかけます。のし袋同様、贈答の目的に合わせて選びましょう。弔事や、魚介類、肉類などのなまぐさものを贈るときには、のしが印刷されていないかけ紙を使います。のしの包みかたには、外のしと内のしがあり、外のしは包装紙の上からかけ、内のしは贈り物の箱にかけてから包装紙で包みます。
  • 不祝儀袋

表書きの書きかたのルール

表書きは、文字をていねいにバランスよく書く

上包みの上半分には贈り物の意味を、下半分には贈り姓名をやや小さめに片きます。文字を崩したりせず、わかりやすい楷書で書くことが大切です。
表書きは筆と墨で書くのが正式。略式ならは筆ペンで書きます。ボールペンだけでなく万年筆もNG。慶事は濃い墨で、弔事は「涙で墨も薄くなる」という意味の薄墨で書きましょう。袋の上と下に同じくらいの空白ができるとバランスがよく見えます。

  • 表側

    上半分の中央に贈る目的を書く
    表書きが2~3宇の場合は文宇の間隔が同じくらいの空きになるように、文宇数が多い場合は文字がくっつかないように気をつけます。下半分の中央に贈り主の姓名を書く
    姓名は上段の文宇より少し小さめに、フルネームで書くのが基本です。複数で贈る場自、連名にするのは3名までにします。
  • [外袋裏側の重ねかた]

    祝儀袋
    上、下の順に折り、下側が上向きになるように重ねます。幸せがたくさん入りますように、との意味がこめられています。

    不祝儀袋
    下、上の順に折リ、上側が下向きになるように重ねます。悲しくてうつむく、の意。折リかたに意味が込められているので、まちがわないよう注意。
  • 中袋

    中袋にあらかじめかく欄が印刷されていれば、その欄に書きます。無地の場合は封筒の表側中央に「金〇〇円也」、裏側の中央より左側に住所、氏名を書きます。
  • [中包みに用いる漢字]
一(壱) 二〔弐) 三(参) 四(肆)
五(伍)
十(拾) 千(阡)
万(萬) 円(圓)  ―  ―

慶弔の金包みでは、中包み(中袋)に金額を書きます。金額は大字(上表のカッコ内の漢字)という文字を使うのが正式ですが、大字にこだわる必要はありません。


贈り主が複数のときの姓名の書きかた

ひとつの袋に贈り主の名を書き連ねる

贈り主が複数いる場合は、人数によって書き方が異なります。2~3人で贈るときは、上包みの右から目上の方順に書き、4名以上の場合は、全員の氏名を奉書紙か半紙に書いて、祝儀袋に入れます。その場合も上下の区別がある場合は、目上の方から順に右から左へ。同格の場合は、五十音順がよいでしょう。取引先など、本人とのお付き合いが浅いなら、中包みに名刺を入れます。

  • 夫婦連名で贈る

    下中央に夫のフルネームを、夫の名の左側に妻の名だけを書きます。下中央を挟んで左右に均等に書いてもよいでしょう。
  • ふたりで贈る

    送り主の二入に上下関係がある場合は、下段の中央より右側に目上の方の姓名、左側に目下の人の名前を書きます。
  • 3人で贈る(順列)

    贈り主の3人に上下関係がある場合、右から左に向かい、目上の方→目下の人の順に書きます。3人の姓名は均等に書きます。
  • 3人で贈る(同列)

    贈り主の3人に上下関係がない場合、3人の姓名を均等になるように書きますが、並びは、右から左に向かい五十音順が一般的です。
  • 4人以上で贈る

    4人以上で贈るときは、代表者の姓名の左側にやや小さめに「外一同」と書き添え、全員の姓名は半紙や奉書紙に書いて中袋に入れます。グループ名がある場合は、別紙に全員の姓名を書いてもかまいません。
  • 肩書を入れるとき

    名前だけでは誰かわからないと思われるときなどは、会社名や肩書を名前の右側に入れます。


表書き一覧表

祝儀、不祝儀の際や、日常のお付き合いで使われる表書きは、贈る目的や相手に合わせて使い分けます。

  • 郵送するときは現金書留にする

    お祝いやお悔やみのお金を直接手渡すことができない場合は、袋に入れてから現金書留で贈ります。その際、あいさつの手紙を忘れずに同封しましょう。
用途 表書き
婚礼 結婚のお祝い 寿 壽 御結婚御祝 御祝 祝御結婚
仲人へのお礼 御礼 御禮 寿 壽 御酒肴料
心付け、お車代 御祝儀 御礼 寿 お車代
仏式のお礼 懇志 御礼
神式のお礼 初穂料 御玉串料 御礼
キリスト教式のお礼 御礼(神父(カトリック)、牧師(プロテスタント)様へ) 献金(教会へ)
懐妊、出産 帯祝い 祝い帯 御帯祝 御祝
出産 御安産御祝 御出産御祝 御出産祝 御誕生祝福
お七夜、命名 祝御七夜 御酒肴料 寿 祝命名
家族のお祝い お宮参り 祝御宮参 御祝
初誕生日 祝初誕生日 祝御誕生日 御祝
初節句 祝御初節句 初雛御祝 初節句御祝 御祝
七五三 御祝 祝七五三 七五三御祝 七五三おめでとう
神社へのお礼 御初穂料 御玉串料
入園、入学 御入園御祝 祝御入園 御入学御祝 祝御入学 ご入園(ご入学)おめでとう 合格御祝
卒業、就職 祝御卒業 卒業御祝 祝御就職 就職御祝
成人式 御成人御祝 祝御成人
結婚記念日 祝結婚記念日 祝銀婚式(25年目) 祝金婚式(50年目)
長寿 長寿御祝 寿福 敬寿 祝還暦(61歳) 祝古稀(70歳) 祝喜寿(77歳) 祝傘寿(80歳) 祝米寿(88歳) 祝卒寿(90歳) 祝白寿(99歳)
贈り物 訪問の手土産 御伺い 御挨拶
帰省の手土産 お土産 松の葉
引っ越し 引っ越し先でのあいさつ 御挨拶
引っ越し業者へのお礼 寸志 御礼
引っ越しする人へ 御餞別 はなむけ
暮らしのお祝い 一般的な御礼 御礼 謝礼 感謝 御祝儀 御挨拶 寸志 薄謝(目下の人、同輩へ)
新築 御新築御祝 祝御新築 祝御新居
地鎮祭 御祝儀(工事関係者へ) 御神饌料(神主へ)
上棟式 祝御上棟 祝祝儀 御酒肴料(工事関係者へ)
栄転、昇進 祝御昇進 祝御昇格 祝御栄転 御栄転御祝 御祝
勤続祝い 勤続○年御祝 御祝
定年退職 御祝 祝御退職 御礼
受賞、入賞、叙勲 御受賞御祝 祝御受賞 御入賞御祝 受勲御祝
発表会、展覧会 御祝 楽屋御見舞(発表会に)
開店、開業 祝御開店 祝御開業 祈御発展
お見舞い 病気、けが見舞い 御見舞 祈御回復 祈御全快 御伺
災害見舞い 御見舞 災害御見舞 災難御見舞
陣中見舞い 陣中御見舞 祈必勝 祈御健闘
快気祝い 快気祝 快気内祝
不祝儀 仏式 通夜、葬儀 御霊前 御香典 御香料 御仏前 御佛前(「御仏(佛)前」は浄土真宗のみ)
法要 御仏前 御佛前 御供物料 御香料
お寺へのお礼 御布施 御経料 御膳料 御礼 お車代
神式 通夜、葬儀 御玉串料 御榊料 御霊前
霊祭 御玉串料 御榊料 御神饌料
神社へのお礼 御玉串料 御榊料 御祭祀料 御神饌料 御膳料 御礼 お車代
キリスト教式 通夜、葬儀 お花料 御霊前(カトリックのみ)
追悼式(記念式) お花料
教会へのお礼 献金 御礼 お車代
弔事でお世話になった人へ 志 御礼(目上の方へ) 寸志(目下の方へ)

結婚する側の表書き

「結び切り」の水引がついた袋を使用

粘婚に関するお金を包む場合は一度きりで二度と繰り返さないという願いを込めた「結び切り」の水引がついた袋を用います(教会への献金の場合は除く)。表書きは「寿」とすれば、結婚関係のほとんどのものに使えます。
結婚する側では、媒酌人、式を挙げた教会や神社、挙式や披露宴の関係者、挙式当日手伝ってくれた方など、お世話になった方へ感謝を込めてお金を包むことが主になります。

[相手に合わせた表書き]

  • 仲人へのお礼

    仲人の方へのお礼は、格調高い祝儀袋に「御礼」「御禮」「寿」とし、両家の姓か、新郎新婦の姓名で贈ります。結納後に渡すか、仲人が挙式で媒酌人まで務めるなら結納後はお車代を包む程度にし、正式な御礼は挙式直後にする場合もあります。
  • 神社、お寺へのお礼

    ホテルや結婚式場内での挙式では必要ありませんが、神社やお寺で挙式する場合、挙式料とは別にお礼をするときに使います。いずれも両家連名で書きます。神社へのお礼の場合は「初穂料」「御玉串料」の表書きも使えます。
  • 教会へのお礼

    教科へ、挙式料とは別にお礼としてお金を包む場合は、水引も のみもない白封筒に「献金」とすれば、宗派を問わず使えます。教会へのお礼とは別に、牧師や神父へお礼をする場合は「御礼」とし、両家連名で書きます。
  • 司会者など

    披露宴の司会者や、受付をしてくれた友人、知人などへのお礼は、「御礼」と表書きをします。名前は両家連名で書きます。
  • 披露宴会場スタッフへのお礼

    表書きは「寿」「御礼」とし、名前は両家連名にします。金額が5000円程度の場合であれば、水引、のしが印刷された祝儀袋にします。
  • 裏方で手伝ってくれた人へのお礼

    裏方で手伝ってくれた方へは「御祝儀」「寿」とします。美容師、着付けの人などへは、新郎側は新郎の姓を、新婦側は新婦の姓を書きます。
  • 媒酌人、主賓の交通費

    媒酌人や遠方からの主賓への交通費は「お車代」として挙式当日に渡します。媒酌人へは両家連名で、主賓へは招待した側の姓を書きます。
  • [お祝いへのお返しとあいさつ回り]
    新生活が始まった後も、お祝いへのお返しや、ご近所へのあいさつ回りを忘れずにしましょう。
    内祝い


    披露宴に招待しなかった人からいただいたお祝いに対するお返しは「内祝」とし、新しい姓のみか、夫婦連名にします。お祝いをいただいてから1か月以内に贈ります。
    あいさつ回り

    ご近所へのあいさつ回りでは「寿」「内祝」とし、夫の親と同居する場合は妻の名前だけを、夫婦二人だけで生活を始める場合は姓を書きます。


結婚を祝う側の表書き

デザイン性のある「結び切り」の袋が人気

少額を包むなら印刷された略式の袋でかまいませんが、高額の場合は袋も豪華にしないと不自然になります。
3万円程度を包む場合を基準に、祝儀袋を選んでみましょう。


表書きは「御結婚御祝」と1行で書いてもよいでしょう。また、中央に大きく「御祝」と書いて、右側に小さく「御結婚」と添える方法もあります。

  • 1~2万円を包む

    1~2万円なら豪華すぎず、かといって簡素すぎないオーソドックスな袋にします。水引は金銀や紅白のものを選びましょう。
  • 3万円以上を包む

    3万円以上、5万円くらいまでなら、全体に華やかな雰囲気のある袋で贈ります。水引も凝ったつくりのものを選ぶとよいでしょう。
  • 5万円以上を包む

    上等の和紙を用いていて幅が広く、豪華な水引のものを選びます。のし、水引のほかに飾りがあると、より優雅です。


お祝いごと全般に使える表書き

「ちょう結び」の水引に「御祝」と書く

出産、入学など成長に伴うお祝いや、新築など人生の節目にあたるお祝いには「ちょう結び」の水引を使います。この水引は何度も結び直すことができることから、何度あってもうれしいお祝いごとという意味が込められています。
高額の場合は金銀の水引にするなど、場合によって使い分けましょう。

ちょう結び、のしつきの袋に「御祝」と書いた場合は、一般的なお祝いごと全般に使えます。贈り主の名前はフルネームを書くのが基本です。

[ お祝いの目的を書くとき ]

何のお祝いかを書き添えたいときは、「御祝」の文字の右側に「御出産」など、お祝い目的をやや小さく添えて書きます。


目的に合わせたお祝いの表書き

何のお祝か表書きで伝える

古来より贈り物をする際は、だれが何を贈ったか目録をつけるのが慣習でした。その風習が変化して、のし袋やのし紙の表に書くようになり、表書きになりました。
かつて表書きは何を贈ったか中身を知らせるものでしたが、現在では「祝御入学」など相手に伝えることばを書くようになっています。

[目的に合わせた表書き]

  • 入学祝い

    入学祝いの表書きは、「祝御入学」または「御入学御祝」とします。小学校への入学は「ご入学おめでとう」でもよいでしょう。
  • 長寿のお祝い

    「寿福」は長寿のお祝い全般に使えます。また還暦のお祝いなら「祝還暦」、70歳なら「祝古稀」など年齢に合わせた表書きもあります。
  • お宮参り、七五三など

    神社でおはらいを受けたときのお礼は「初穂料」「御玉串料」とし、子どもの姓名を書きます。
  • 上棟式など

    工事関係者へは労をねぎらう気持ちを込めて「御祝儀」と表書きをして贈ります。
  • 新築祝い

    住宅を新築、購入した場合は「祝御新築」、中古の住宅やマンション購入の場合は「祝御新居」とします。
  • [ 出産祝いへのお返し ]

    ちょう結びののしに「内祝」とし、命名報告を兼ねて子どもの名前を書きます。いただいた金額の半額程度の品にお礼状を添えて1か月以内に贈りましょう。「内祝」は、お祝いごとのお返し全般に使える表書きです。


お付き合いの表書き

紅白の「ちょう結び」の水引でお礼やごあいさつを

日常のさまざまなお付き合いのなかで、ちょっとしたお礼や、季節のごあいさつとして金品を贈る場合があります。
その際は、紅白のちょう結びの水引で、のしつきの袋を使います。表書きは目的や相手によって選びましょう。
目上の方へは「寸志」は使いません。

  • お礼として贈る

    冠婚葬祭から日ごろのお付き合いまで、相手がどなたでも、また、どんな目的のお礼にも使えるのが「御礼」の表書きです。「お礼」でもよ<、やさしい印象になります。高額の場合は金銀の水引にするなど、使い分けるとよいでしょう。
  • 目上の方へお礼として贈る

    目上の方へ感謝の意味を込めて金品を贈る場合には「謝礼」「感謝」とします。講師の方へのお礼や、仕事を依頼したときのお礼としても使えます。
  • 目下の方へお礼として贈る

    「寸志」は「わずかですが」という意味で、ちょっとしたお礼に使い、水引も印刷です。目上の方へは使いません。目下の人に手伝ってもらったときなどに使います。
  • 現金を贈る

    賞金、寄付、お礼などで金額を書かずにお金を贈る場合に使います。励まし、ねぎらいの意味もあります。
  • 餞別

    転居、転勤、退職、旅立ちなど、去っていく方に対する表書きです。贈り主が個人でも団体でも使えます。
  • 習いごとの月謝

    習いごとの月謝や入会金は、決まった袋がなければ白封筒やポチ袋に入れるか、和紙に包んで渡します。
  • ポチ袋をじょうずに利用しよう

    ポチ袋とは少額のお金を包むときに使う袋のことです。ちょっとしたお礼やお年玉を包んだり、旅行先での心付け、月謝などにも使えます。
  • [季節のあいさつは時期をはずさないように]
    日ごろお世話になっている方へは季節の贈り物をします。気をつけたいのが贈る時期。タイミングをはずさず贈るのが基本です。
    お年賀

    お年賀は元日をのぞく松の内(元日から1月7日まで)の問に、年始のあいさつを兼ねて持参します。
    お中元

    お中元は、関東では7月上旬から7月15日まで、関西など地域によっては8月上旬から8月15日までに贈ります。
    お歳暮

    お歳暮は、12月上旬から20日ごろまでに贈ります。正月用の生鮮食品などは年末まで待って贈りましょう。


葬儀 -喪家側の表書き

「結び切り」の不祝儀を使う

お通夜、葬儀の際の不祝儀袋は、不幸が二度とあってほしくないという意を込め「結び切り」の袋を使います。不祝儀袋には、なまものの象徴であるのしはつけません。
喪家側では、お通夜、葬儀を通じて僧侶や神職など、たくさんの方にお世話になります。そのお礼としてお金を包む場合が多くなりますので、宗教や目的によって表書きを使い分ける必要があります。

  • お寺、僧侶へのお礼

    仏式の葬儀で、お寺や僧侶へのお礼は「御布施」とします。「御布施」とは「施しをする」という意味です。
  • 神社、神職へのお礼

    神職へのお礼の表書きは「御祭祀料」とします。不祝儀に限らず使えます。単に「御礼」でもかまいません。
  • 教会へのお礼

    教会へのお礼は「献金」とします。「献金」は寄付という意味です。神父、牧師へのお礼は「御礼」と書きます。
  • 手伝ってくれた人へのお礼

    葬儀を手伝ってくれた目下の人へのお礼は「寸志」、目上の方へは「謝礼」や「御礼」とします。白封筒でもかまいません。
  • 香典返し

    会葬してくださった方へ、お礼として「香典返し」を贈ります。表書きの「志」は、葬儀に限らず、冠婚葬祭全般に使えるお礼の意味を込めたことぱですが、葬儀関係で用いるのが常識です。仏式、神式、キリスト教式のいずれの場合でも、お礼として使うことができます。


葬儀 -弔問者側の表書き

宗教や形式で表書きを変える

通夜や葬式で現金を贈るとき、一般的に「香典」といわれることが多いものですが、これは本来、仏式の呼びかた。正しくは「不祝儀」です。
弔問者側の不祝儀袋も、故人の宗教で形式や表書きが異なるので気をつけます。喪家側か参列者を把握できるよう、表書きにはフルネームを書き、中包みには住所も忘れずに書きます。

  • ほとんどの葬儀

    「御霊前」はほとんどの葬儀に使われる表書きです。ただし、仏式の浄土真宗とキリスト教式のプロテスタントでは使えません。浄土真宗は「御仏前」、プロテスタントは「忌慰料」とするのが一般的です。
  • 仏式の葬儀

    仏式の葬儀では「御香典」という表書きも使えます。「お香の代わりにお金を供えます」という意味の表書きです。
  • 神式の葬儀

    玉串を供えるので「御玉串料」や「御榊料」と書きます。水引は双銀や双白のものが正式。「御霊前」も使えます。
  • キリスト教式の葬儀

    キリスト教式の葬儀では「お花料」と書きます。十字架や花模様の入った袋が一般的ですが、普通の白封筒でもかまいません。


法要の表書き

宗教によって異なる表書き

法要は、親せきや親しい人を招いて、死者の魂が無事にあの世へ行けるようにと祈る儀式です。
仏式で四十九日の法要以降は「御仏前」とします。神式の法要は霊祭といい、「御玉串料」とします。キリスト教式では追悼式(記念会)を営むことがあり、お金ではなく生花を贈るのが原則ですが、「お花料」として現金を包むこともあります。表書きや氏名を書くのは、普通の墨でかまいません。

  • 仏式

    表書きは「御仏前」が一般的ですが、「御香料」「御供物料」も使えます。水引は一周忌までは黒白、三回忌以降は黒白か双銀にします。関西では黄白の水引がよく用いられます。
  • 神式の霊祭

    「御玉串料」は霊前に供えるお金を贈るときに用います。葬儀の場合と同様、水引は双銀か双白のものにします。「御榊料」も使えます。


お見舞いの表書き

不幸なできごとと励ましとで形式が異なる

お見舞いには、病気やけが、地震、火事、風水害などの不幸なできごとを見舞う場合と、発表会や選挙、合宿などへ激励の気持ちで見舞う場合があります。
不幸なできごとへのお見舞いには、水引ものしもない白い袋を用います。励ますためのお見舞いには、お祝いごとと同じように、紅白のちょう結びの水引で、のしつきの袋を用います。
お見舞いは相手の立場に立って考えないと、かえって迷惑にもなりかねません。特に病気見舞いや災害見舞いを贈るときは、まずは相手の状況を察して、贈る物、うかがう時期などを配慮するのがたいせつです。

  • 陣中お見舞い

    「陣中御見舞」の表書きは、合宿や催事などで頑張っている方へねぎらい、激励の差し入れという意味を込めて贈ります。
  • 楽屋見舞

    「楽屋御見舞」の表書きは、踊り、音楽などの発表会で、激励や成功を祈る意味を込めて贈ります。「御挨拶」なども使えます。
  • 病気見舞い

    「御見舞」と書くのが一般的ですが、「御伺」と書いてもよ<、やさしい表現になります。左側に赤線の入った水引なしの袋を使うのが一般的です。
  • [病気が治ったら「快気祝い」でお返しをする]

    病気が全快したら、お見舞いしてくれた方へお礼として贈るのが快気祝いです。二度と繰り返したくないという意味で、水引は結び切りにし、名前は患っていた本人のフルネームか姓だけを書きます。全快後1~2週間以内に贈ります。
  • 災害見舞い

    災害見舞いでは、白封筒か、半紙にお金を包みます。「災害御見舞」の表書きは地震、火事、台風など災害全般に使えます。
  • 出火お見舞い

    火もととなった場合は「出火御見舞」、火事に遭った場合は「火災御見舞」、「類焼御見舞」などとします。袋は災害見舞いと同様です。


ふくさの包みかた

祝儀袋、不祝儀袋はふくさに包んで持参する

祝儀袋や不祝儀袋は、お祝いやお悔やみの気持ちを伝えるものなので、むき出しで持ち歩かずに、相手に渡すまでふくさに包‘みます。
ふくさは、慶事には明るい華やかな色のもの、弔事では紺や灰色などの落ち着いた色のものを使います。紫ならば慶弔どちらにも使用できるので、1枚あると便利でしょう。
ふくさがない場合は、小さなふろしきでもかまいません。また、最近では、札入れタイプの「はさみふくさ」や盆代わりの板がついた「台つきふくさ」など便利なふくさも販売されています。

  • 祝儀袋
    慶事の際は右包み。


    1 袋をふくさの左寄りに置きます。

    2 左側を袋の大きさに合わせてかぶせます。

    3 上側を袋に合わせえてかぶせます。

    4 下側を袋に合わせてかぶせます。

    5 右側をぐるりと巻くようにかぶせます。

    6 つめがあるものはかけて留めます。
  • 不祝儀袋
    弔事の際は左包み。

    1 袋をふくさの右寄りに置き、右、下、上の順にかぶせます。

    2 最後は左側からぐるりと巻き込むようにして包みます。
  • 受付でのふくさの扱いかた
    受付で渡す際は、ふくさに包んだまま渡すのはNG。必ずふくさから取り出して。正しい所作は、一礼してお祝いやお悔やみのことぱを伝え、ふくさを開き袋を出したら、ふくさを手早く畳んでその上に袋をのせ、相手に向け直して両手で差し出します。


水引の結びかた

用途で変わる水引の色と結び

水引の起源は、飛鳥時代にさかのぼり、中国からの贈り物に紅白の麻ひもが結ばれていたことが始まりといわれています。
室町時代には贈り物に帯紙が巻かれて、江戸時代には現在のような形式になって目的により、水引の色や結びかたを変えるようになったといわれています。
水引は慶弔で色が異なり、慶事では赤白、金銀、赤金が、弔事では黒白、黄白、双白(白色のみ)、双銀(銀色のみ)が使われます。水引の本数も、本来は慶事では奇数、弔事では偶数にするとの慣習がありましたが、現在はどちらも5本が定番です。

代表的な水引きの結びかた

  • 結び切り

    結び切りの正式な形で「真結び」とも。二度はあってほしくないことに使います。
  • あわび結び

    「あわじ結び」ともいわれる結び切りの一種。あわびの形に似ていることが由来。
  • ちょう結び

    何回あってもうれしいお祝いに使います。「花結び」ともいわれています。(※水引は濃い色が右、薄い色が左になるように結ぶ)
  • [のしの意味]
    のしはもともと、あわぴを伸ばして乾燥させたもの。あわびは古来より、お酒とともに贈り物とする習慣があったことが起源で、「伸ばす」という意をくんで、「喜びを伸ばす」という心が込められています。そのため、慶事にはつけますが、弔事にはつけないのです。また、なまものが重複するとされるため、慶事でも肉や魚、かつおぶしの贈り物にものしはつけません。

冠婚葬祭早引き事典シリーズ

① 教えて 祝儀袋の書き方
② あの人が喜ぶ贈り物マナー
③ 知って得する訪問のマナー
④ 大切なお客様 おもてなしのマナー
⑤ おいしくいただくテーブルマナー
⑥ ここが知りたかった 手紙のマナー
⑦ 婚約・結婚のマナー(招待客編)
⑧ 婚約・結婚のマナー(仲人編)
⑨ 婚約・結婚のマナー(両家のおつきあい編)
⑩ 婚約・結婚のマナー(結婚式の準備編)
⑪ 婚約・結婚のマナー(結婚式当日とその後編)
⑫ 1歳までの祝いごとマナー
⑬ 子どもの祝いごとマナー
⑭ 大人の祝いごとマナー
⑮ 暮らしの歳時記編
⑯ 弔問のマナー
⑰ 葬儀のマナー(喪家・臨終~葬儀準備編)
⑱ 葬儀のマナー(喪家・葬儀当日編)
⑲ 葬儀のマナー(喪家・その他の葬儀スタイル編)
⑳ 葬儀のマナー(本人・生前の準備編)
㉑ 葬儀のマナー(喪家・葬儀後編)
㉒ 葬儀のマナー(喪家・納骨・お墓編)
㉓ 葬儀のマナー(喪家・法要編)
㉔ 葬儀のマナー(参列者編)


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