早引き!四十九日・年忌法要の行い方 冠婚葬祭事典㉓

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仏式の法要

法要は四十九日と節目となる年忌法要が重要

法要(法事)は、仏教行事のかなめで、命日に営みます。仏教では、忌(き)が明ける四十九日までの7週間を「中陰(ちゅういん)」といい(地域によっては三十五日)、死後7日ごとに追善(ついぜん)供養を営みます。しかし最近では、初七日は葬儀の日に骨迎えとともに行われ、二七日(ふたなのか・14日目)、三七日(みなのか・21日目)、四七日(よなのか・28日目)、六七日(むなのか・42日目)も省略される傾向にあります。
「満中陰(まんちゅういん)」の七七日(なななのか)にあたる四十九日で、遺族は忌みから明け、通常の生活に戻るとされます。
忌明け後は、100日目の百か日と、命日から1年目の一周忌、2年目の三回忌、七回忌、十三回忌などの節目に年忌法要を営みます。一般的には、三十三回忌で終わりにすることが多いようです。

[仏式の法要]

特に大がかりな法要が行われるのは、忌明けとなる七七日の四十九日(地域によっては六七日の三十五日)です。

名称 年月日 内容
初七日 死後7日目 近親者、知人を招いて法要を行います。
二七日 死後14日目 遺族だけで供養します。
三七日 死後21日目
四七日 死後28日目
五七日(三十五日) 死後35日目 地域によっては、この日に忌明けの法要を行います。
六七日 死後42日目 遺族だけで供養します。
七七日(四十九日) 死後49日目 近親者、知人を招いて、忌明けの法要を行います。
百か日 死後100日目 近親者、知人を招いて法要を行います。
一周忌 死後1年目  近親者、知人を招いて法要を行います。
三回忌 死後満2年
七回忌 以降は死亡した年も入れて数えます。 次第に招く人を少なくしていきます。
十三回忌

 
十七回忌  
二十三回忌  
二十七回忌  
三十三回忌 ここで終わるのが一般的。
三十七回忌  
五十回忌  
百回忌  

法要の準備

法要の施主は葬儀の喪主

法要の日取りは、実際の命日より前倒しした休日に行うケースが増えています。日取りが決まったら、電話や手紙で招待する人に連絡を取り、出欠の確認をします。一周忌や三回忌など、節目となる法要は、遅くとも1か月前までに、場所、時間、招く人を決め、菩提寺などと連絡を取りましょう。

法要の準備は場所によっても異なる

法要は葬儀の喪主が施主となりますが、参列者が多い法要の場合は、僧侶や参列者をもてなす接待係や、僧侶の送迎や法要の進行をする法役など、世話役を決めておきます。
会場は規模に合わせて自宅、寺院、斎場などから選びます。寺院以外で行うならば、僧侶の送迎をするなど必要な準備が異なります。

[法要の準備一覧]

  • 日取り
    命日につごうがつかないときは、ほかの日にしてもかまいません。これは「取り越し供養」といわれ、命日よりも前の日に行います。また、1年のうち
    うちにふたつ以上の年回忌が重なるときは、一周忌を除き、早い年忌の命日に合わせて行うのが一般的です。
  • 会場
    法要は、寺院、斎場、自宅などで営み、その後の会食をホテルや料理店などですることも。会場は人数に合わせて選びます。
  • 案内状
    案内状を送る場合は、案内文、日時、場所、服装について記します。返信用はがきを同封し、法要の1か月前には届くようにします。
  • 引き出物
    法要では参列者に引き出物を渡します。一般には、お茶やお菓子類、のりなどの消耗品が多く、表書きは「粗供養」「志」とします。
  • 卒塔婆(そとば)供養
    年忌供養で卒塔婆を建てる場合は、必要な本数を僧侶に事前に依頼しておきます。
  • 謝礼
    寺院への謝礼などを準備します。

メモ お斎(おとき・会食)

ひとり5000円程度の会席料理で参列者をもてなします。建前上、仏壇には精進料理を供えますが、参列者は精進料理である必要はありません。また、故人へのお供え物も好物などでもよいでしょう。



法要の服装

施主側は参列者よりも軽い服装は控える

法要では、施主側は一周忌までは喪服を着用するのが一般的です。三回忌以降は、平服でもかまいません。しかし、参列者よりも軽い服装では失礼にあたるので、じみなスーツやワンピースなどにするのが無難。法要は年を重ねるごとに、喪の表現を略していくのが慣例です。
参列者には、事前に案内状などで、平服で来ていただけるように通知するなどの心配りをしましょう。

三回忌以降は平服でよいとはいえ、参列者よりも軽装にならないよう、じみなスーツやワンピースなどを選びましょう。

  • 和装
    男性は五つ紋付き羽織袴が正式です。女性は黒無地の染め抜き五つ紋付き。
  • 洋装
    男性の正喪服は黒のモーニングコート。女性は黒無地のアフタヌーンドレス。

メモ 自宅で営む法要の準備

自宅で法要を営む場合は、祭壇と焼香台の準備をします。仏壇はきれいに掃除し、ご飯や水、供物を供えます。
祭壇の飾りかたは宗派によって異なるので、事前に菩提寺に相談します。焼香台は経机か小机に白い布をかけて、中央に香炉、右側に抹香を入れた香食
を置きます。

メモ 寺院で営む法要の準備
法要当日には、位牌、数珠、引き出物、墓参り用に線香、マッチ、生花、供物を持参します。また、寺院への御布施や御卒塔婆料、心付けなども忘れずに用意しましよう。


仏式法要の流れ

法要の後は墓参りをして会食する

一般的に、寺院で法要を営む場合は、僧侶が入場し、読経を行い、遺族、親せき、参列者が焼香して一同で墓参りをします。
自宅で法要を営むときは、僧侶を招いて読経していただき、その後に参列者で会食をします。自宅での法要や寺院と墓が著しく離れている場合は、墓参りは日をあらためて身内だけで行いましょう。

[一周忌の施主のあいさつ例]
本日はご多忙のところ、夫、○○の一周忌の法要にお集まりいただき、心から感謝申し上げます。故人もさぞかし喜んでいることと思います。おかげさまで本日無事、一周忌の法要を営むことができました。また、葬儀、四十九日ではたいへんお世話になり、あらためて御礼申し上げます。心ばかりの
ものでございますが、酒肴をご用意しております。夫の思い出話をお聞かせいただきながら、ごゆっくりとお召しあがりください。

[法要の進め方]

  1. 僧侶の入場
    寺院以外で行う場合は、僧侶が到着したら別室に通して、あいさつし、茶菓で接待します。時間が来たら入場してもらいます。
  2. 施主(せしゅ)のあいさつ
    法要の準備が整ったら、施主は下座に移動し、法要の始まりのあいさつをして僧侶に一礼。
  3. 読経
    僧侶の読経を参列者は静かに拝聴します。正座がむずかしい高齢者には、いすを用意して。
  4. 遺族、親せきの焼香
    故人と縁の深い順に焼香をします。祭壇に進んで焼香をするのが一般的です。
  5. 参列者の焼香
    施主側の焼香が終わったら、続いて行います。
  6. 僧侶の法話、退場
    省略される場合もありますが、静かに拝聴し、終わったら参列者は合掌一礼します。僧侶はこれで退場します。
  7. 墓参り
    施主は下座に移動して、法要終了を告げます。墓が近くにある場合は一同で墓参りをします。
  8. 施主のあいさつ
    会食を始める前に、施主が無事に法要がすんだ感謝を述べます。
  9. 会食
    僧侶が出席する場合は、僧侶に正面中央に、施主はその隣に、遺族は下座に座ります。会食の終わりころを見計らって、引き出物を参列者に渡しましょう。

法要の後には「お斎(おとき)」などと呼ばれる会食の席を設け、僧侶や参列者をもてなします。場所は、寺院の施設や料理店、ホテルなどで、自宅で法要を営む場合は、別室に宴席を設けます。料理を注文する際に法要の会食であることを伝え、慶事用の料理は避けます。

メモ 会食は省略する場合も

法要を簡略化する傾向がある現在、法要後の会食を省略するケースも珍しくなくなりました。会食を行わない場合は、引き出物に加え、折詰と酒を用
意し、法要後に参列者に渡します。法要が終了したときに、施主からお礼とともに、締めのことばを告げるとスムーズでしょう。


仏式法要のお礼とその後

僧侶への謝礼は「御布施」として包む

法要では、僧侶へ「御布施」として謝礼を包み、読経の後に渡すのが礼儀です。自宅や会場に招いたときは、「お車代」も包みます。
送迎の車を用意した場合でも、出向いていただいた謝礼として渡すのが慣例。僧侶が会食に出席しない場合は、「御膳料」も別に包みましょう。
そのほか、卒塔婆を立てた場合は、本数分の「御卒塔婆料」を渡します。金額は寺院によって異なるので、寺院に相談してみましょう。

白封筒に表書きをします。御布施以外の謝礼も白封筒に表書きをして渡します。

檀家はお寺とまめに連絡を取っておく

法要が終わったら、僧侶にお礼を述べて締めますが、その際に、今後の法要のことも頼んでおくとよいでしょう。
現代では寺と檀家のつながりも薄くなっていますが、本来、寺は檀家の葬祭をつかさどり、檀家は寺を経済的に支援する間がら。月忌、年忌について相談するなど、付き合いを保ち、法要のたび、御布施を納めましょう。

[費用の目安]

  • 御布施
    3万~5万円
  • 卒塔婆料
    1本 3000円程度
  • 御膳料
    5000円~1万円
  • お車代
    5000円~1万円
  • 引き出物
    ひとり3000円程度

メモ 参列者には引き出物を

お斎がお開きに近づく頃を見計らい、接待係が参列者の席に引き出物を置いて回ります。または最初から、席に置いてもかまいません。引き出物の表書
きは「粗供養」とします。

メモ 法要に代わる追悼式

最近では、法要に代わるものとして、宗教にこだわらない、追悼式を催すケースも増えています。これらは、「しのぶ会」「思い出を語る会」などと称され、ホテルやレストランなどに遺族と友人が集まり、故人の思い出を語り合いながら会食を楽しむというスタイルが一般的です。また、式場内に故人の写真や趣味の作品を展示したり、演奏会などを催す場合もあります。


新盆の迎えかた

死者の霊が戻ってくるといわれるお盆

お盆(正式には「孟蘭盆会(うらぼんえ)」)は、7月または8月の13日から16日(地域によっては15日)までに行う祖先の仏事供養です。年に一度、この時期死者の霊が家に帰るとされます。故人が亡くなって初めて迎えるお盆は「新盆(にいぼん)」といい、特に丁重に供養する風習があります。遺族は喪服を着て、法要と同じようなしきたりで、供物のほか、故人の好物などを供えて親せきや知人を招き、僧侶に読経してもらいます。新盆では、家族で白い提灯を用意し、親せきなどが色柄入りの盆提灯を贈るならわしがあります。忌明け前にお盆を迎える場合は、新盆の供養は翌年に行います。

お盆のならわしは地域によっても異なる

お盆の準備は、地域によっても異なり、仏壇の前に盆棚(精霊棚・しょうりょうだな)を設け、きゅうりの馬やなすの牛を飾るところもあります。
仏壇をまつり終えたら、13日の夕方に迎え火をたいて祖霊を迎え、16日(または15日)に今度は送り火をたいて祖霊を送ります。自宅の入口で麻幹(おがら)を燃やしたり、玄関に提灯を下げたりなど、簡略化された迎え火が習慣として残っています。

[盆棚の飾りかた]

きれいに掃除し、仏壇の扉を閉めて、きゅうりの馬となすの牛、供物などを飾ります。

メモ 彼岸の供養

仏教では、3月の春分の日、9月の秋分の日を中日にして前後7日間を「彼岸といい、寺では彼岸会の法要が行われます。
彼岸には墓参りや仏壇におはぎ(ぼたもち)を供えるならわしがあり、家族そろって故人や先祖を供養します。
期間中は、朝晩に灯明と線香をあげて拝礼をしましょう。
なお、彼岸とは煩悩や苦しみにあふれた此岸(現世)に対し、悟りの世界(あの世)とされ、そこに至る願望を表わしています。



神式法要の進めかた

10日ごとに「霊前祭」3年後からは「祖霊祭(それいさい)」

神式で、仏式の法要にあたる祭儀を「霊祭」といい、「霊前祭」と「祖霊祭」があります。
霊前祭は、まず葬儀の翌日に「翌日祭」を行い、以後亡くなった日から10日ごとに十日祭から五十日祭まで、100日目に百日祭、1年目には一年祭を行います。その後は祖霊祭として、三年祭、五年祭、十年祭と営み、以後10年ごとに五十年祭まで行います。
十日祭は、仏式の初七日、五十日祭は、四十九日にあたる忌明けの大事な儀式。五十日祭には、故人の霊璽を御霊舎にまつる「合祀の祭」をあわせて行うことも多いようです。
霊前祭は、神社では行わず、斎場や墓前または自宅で行います。御霊舎または墓前に、洗米、塩、水、故人の好物などの神饌(しんせん)を供え、神職に祭詞(さいし)を奏上(そうじょう)してもらい、参列者が玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。祭儀が終わったら、参列者で会食をして故人をしのびます。

[神式の主な霊祭]

神式では、仏式の法要にあたるのが「霊前祭」と「祖霊祭」。最近では、儀式が省略、簡略化されてきています。

霊前祭

  • 翌日祭
    ↓ 以後10日ごと
  • 五十日祭
  • 百日祭
  • 一年祭

祖霊祭

  • 三年祭
  • 五年祭
  • 十年祭
    ↓ 以後10年ごと
  • 五十年祭

葬儀前に神棚の前にはった白紙は、五十日祭で取ります。五十日祭を終えたら、仮祭壇を片づけ、家中をおはらいする「清祓(きよはらい)の儀」を行い、神棚の白紙をはずします。この日から神棚のまつりを再開します。

メモ 神道では死をけがれとする

神道では死をけがれとしてみるので、神社で通夜や葬儀は行わず、自宅または斎場で行います。そのような理由で、神式では五十日祭までは境内への侵入を遠慮するならわしもあります。なお、この期間が過ぎれば、普段の生活に戻ります。


キリスト教式法要の進めかた

死後3日目、7日目、1か月目に追悼ミサを行う

キリスト教の法要では、追悼式(記念会)を営むことがあります。
カトリックでは、死後3日目、7日目、1か月目、1年目などに命日祭を行います。
遺族は前日までにお墓の掃除をし、当日は近親者や友人とともに追悼ミサに参列したら、花を持って墓参りをします。
また、毎年11月2日の万霊節(仏式のお盆にあたる)は死者の日とされ、遺族が墓参りをし、教会では特別礼拝が行われます。
プロテスタントでは、1か月目の召天記念日や1年目の命日などに「記念会」を行い、カトリックと同様に11月2日を特別な日としています。こうした会は、礼拝と会食で構成されることが多いようです。
「記念会」は、通常、自宅に家庭祭壇を設けて牧師を招き、牧師の司式のもと、牧師の祈り、聖書朗読、説教、参列者の祈り、讃美歌斉唱、茶話会の順で行われます。

謝礼は「献金」の表書きで寄付という形で渡す

教会への謝礼は寄付という形で、「献金」と表書きをして渡せばよいでしょう。それとは別に、神父、牧師に感謝を表したい場合は「お車代」「御礼」として渡してもよいでしょう。オルガン奏者や合唱隊を依頼した場合も、謝礼は「御礼」と表書きをして渡します。水引などはつけずに、白封筒に「献金」の表書きを入れます。

キリスト教式の法要は、教会の聖堂に集まり、祈祷、聖書朗読、讃美歌斉唱などが行われます。


神式、キリスト教式の供養

神棚とは別に祖霊舎(それいしゃ)にまつる神式

神式で仏式の仏壇にあたるものが祖霊舎(または御霊舎・みたまや)で、故人の霊をまっります。
忌明けの五十日祭のときに、仏式の位牌にあたる霊璽を、仮御霊舎から祖霊舎に遷します。
祖霊舎はそれまでに準備します。神様をまつる神棚より低い位置に安置したら、霊璽を祖霊舎の内陣に置き、水器、お神酒、食物を盛る三方、榊立てなどの神具を並べます。
毎日の供養は、神棚と同様、毎朝、神饌(洗米支たは炊き立てのご飯、酒、塩、水)を供えて、榊の水をかえ、灯明をともして二拝二拍手一拝の拝礼をします。夕方も同様に拝礼し、朝に供えた洗米や塩は料理に使い、水は植木などにやります。洗米や水は原則では毎日取り加えますが、毎月の1日と15日だけに取りかえることもあります。

キリスト教式は日曜礼拝が習慣

キリスト教には供養ということばはなく、教会で行われる日曜礼拝が中心となります。
毎週礼拝に参加し、神に祈ると同時に故人のために祈ります。
家庭で祭壇をつくる場合は、仏壇にあたる家庭用の祭壇がキリスト教式用具の専門店で購入できます。祭壇を購入しない場合は、サイドボードやたんすの上を利用しましょう。
カトリックでは十字架を中心に、遺影、マリア像、花立て、燭台などを飾りますが、プロテスタントでは遺影やマリア像は置きません。また、カトリックでは十字架にキリスト像を刻むのに対し、プロテスタントでは刻まないといった違いもあります。毎日の礼拝は、朝、晩、食事の前などに祈りをささげたり、故人が好んだ花や食べ物を供えたりします。

メモ 無宗教の供養

無宗教の供養は、形式にこだわらず、自由に行います。祭壇は用意しなくてもかまいませんが、設置する場合は、市販のものに限らず、手づくりのもの
でもかまいません。
家族の集まるリビングや故人の部屋などに、遺影と生前の趣味に関する品を置いたり、好きだったお酒や食べ物などを供えたりします。日々の供養は、
手を合わせて祈るとよいでしょう。


法要に招かれたら

出欠の返事は早めに出す

法要の案内をもらったら、施主側の準備も考慮して、早めに出欠の返事を出すようにしましょう。病気などやむをえない事情がない限り、出席するのが礼儀です。案内状が一家あての場合は、故人にもっとも近い血縁者か、その配偶者が出席するのが一般的です。
やむをえない事情で欠席するときは、法要の日までに届くように供物か供物料を送ります。初七日や四十九日の法要であれば、喪中見舞いを出してもよいでしょう。

参列者は略礼装か じみな平服で出席する

参列者の服装は一般的に、四十九日までは喪服を着用します。その後は、一般参列者は略礼装か、じみな平服でかまいません。男性は、ダークスー・ツ
にじみなネクタイ、女性で洋装なら、じみな色のスーツやワンピース、アンサンブルなどでよいでしょう。
和装の場合は、四十九日や一周忌は、色無地の一つ紋、または三つ紋付きに、黒喪帯などでよいでしょう。

[法要に招かれたときの装い]

  • 女性の和装の場合は、四十九日や一周忌までは色無地のーつ紋に黒喪帯などに。
  • 男性で平服という場合は、ダークスーツに、じみなネクタイをします。

メモ 法要当日のマナー

法要に招かれるのは、親せきのほか、故人と特に親しかった友人、知人です。たいせつな行事ですので、当日は遅れないようにしましょう。参列者は着座して僧侶を迎えるしきたりですので、始まる10分前には会場に着くようにします。
会場に到着したら、施主や家族にまずはあいさつし、供物料や供物を「お供えください」ということばを添えて渡します。
僧侶の読経中、全員が焼香するほか、墓参りが行われることもあります。



法要に持参する供物料

供物料は香典の5~7割を目安に

仏式の法要に出席するときには、故人の霊を慰めるために供える供物(線香、ろうそく、菓子、果物など)や供花を持参し、「お供えください」と言って差し出します。最近では、供物のかわりに、供物料として現金を包むことが普通になってきています。
供物料は、法要の規模や故人との関係などによって異なりますが、香典の5~7割が目安とされています。

供物料の表書きは宗教ごとに異なる

供物料の表書きは宗教ごとに異なります。仏式なら「御仏前」「御供物料」とし、水引は一周忌までは黒白、三回忌以降は黒白、双銀などにします。
神式の場合は「御玉串(たまぐし)料」「御神饌(しんせん)料」「御榊(さかき)料」、キリスト教式の場合は現金を包む習慣はありませんが、食事のもてなしを受ける場合は「お花料」として現金を包むこともあります。

[供物料の表書き]

  • 仏式
    仏式の場合は「御仏前」「御供物料」。水引は一周忌までは黒白です。
  • 神式
    神式の場合は霊前祭が営まれます。「御玉串料」「御神饌料」「御榊料」など。
  • キリスト教式
    キリスト教式では供物料の習慣はありませんが、もてなしを受ける場合は「お花料」。

メモ お斎(とき)とは

仏式の法要の後に、参列者が故人をしのんで食事をすることを、「お斎(とき)」といいます。自宅で行う場合は仕出料理を注文しますが、料亭やホテルを借りて行うこともあります。
料理は、精進料理でしたが、最近では特にこだわらないことが多いようです。


法要のしきたりQ&A

Q 墓参りは、いつ、どのようにするもの?

A 好きなときでよいですが、命日やお盆、お彼岸にはお参りしたいもの

日本では、春秋の彼岸とお盆、年忌法要、祥月命日(年ごとの命日)、月忌(月ごとの命日)などに墓参りをする習慣があります。
お参りをするときは、まず墓の周囲のごみや雑草を取り除き、墓に水をかけてスポンジなどでていねいに磨きます。花立てや香炉もきれいにし、古くなってしまった卒塔婆は抜いて墓地で燃やしてもらいます。
掃除が終わったら花立てに新しい生花を飾って供物を置き、ろうそくに火をともし、線香に火をつけます。その後、お参りをする人は、ひしゃくで墓石に水を注ぎ、合掌します。帰る前にはごみを捨て、供物が食べ物の場合は、鳥などに散らかされないようにもち帰るのがマナーです。

お参りする前は、墓石に水をかけて、スポンジなどで磨きましょう。

Q しのぶ会での供物料や装いはどうするもの?

A 基本的には、案内状に従います

しのぶ会などの追悼会は、会費制の場合、供物料を別に包む必要はありません。会費制でない場合、供物料は表書きを「御香典」「お花料」などとします。
装いは案内状などにしたがい、「平服のままご出席ください」などとあれば、むしろ黒の礼服は着て行かないほうがよいでしょう。ただし、はでな服装は避け、じみなスーツやワンピースを選びましょう。

Q 永代供養を申し込んだら、法要は行わなくていいの?

A 施主がいる場合は、僧侶を呼び、読経してもらいます

永代供養とは、法要を行う施主がいないあるいは施主が遠方にいるといった場合に、永久的に菩提寺に供養をしてもらうという取り決めです。多くの場合は、三回忌や七回忌を迎えたころに申し込むことが多いようです。
しかし、たとえ永代供養を申し込んだとしても、施主がいる間は法要を行うのが通例です。僧侶を呼び、お経を読んでもらうようにしましょう。

Q 神式、キリスト教式の法要に招かれたときはどうしたらよい

A 神式は仏式とほぼ同じ、キリスト教式は教会や自宅で行われます

神式の法要は霊前祭や年祭と呼ばれ、葬儀の翌日の翌日祭、十日ごとの毎十日祭、五十日祭、百日祭、一年祭と続きます。マナーは仏式の場合とほば同じと考えでよいでしょう。焼香の代わりに行われる玉串奉糞では、二拝二拍手一拝の拝礼をしますが、五十日祭までは音を立てないしのび手になるので注意が必要です。供物料は「御玉串(たまぐし)料」「御神饌(しんせん)料」「御榊(さかき)料」などです。
キリスト教式の法要は、親族や友人を招き、教会または自宅で営まれます。讃美歌の合唱や祈祷がありますので、神父や牧師にしたがいましょう。現金を包む習慣はありませんが、食事のもてなしがある場合は「お花料」を持参します。
また、服装は、いずれも仏式に準じます。

Q 仏壇を置くスペースがないときは?

A 位牌だけを置いてもよいでしょう

自宅に仏壇を置くスペースがない場合は、位牌だけを置いでもよいでしょう。その場合は、小さな宮型の位牌入れを購入し、その中に位牌を納めます。そして、祭壇と同じように、線香立てや花立て、燭台を置きます。
最近では、住宅事情に合わせ、仏壇もコンパクトなものが増えています。専門店で相談するのもよいでしょう。

Q 新盆(にいぼん)に招かれたときはどうしたらよい?

A  新盆には盆提灯を贈る習慣があります。1週間前には届くように。
地方によっても異なりますが、新盆には、親せきや知人は、色柄の入った盆提灯を贈るというならわしがあります。新盆用の白い提灯はその年限りのものなので、家庭で用意し、親せきや知人は毎年使える色柄物を贈っていました。最近は、住宅事情によって提灯を飾るスペースが取れない場合もあるので、その際は、供物料として現金を贈っでもよいでしょう。提灯を贈るなら、1週間前までには届くようにします。
また、故人の好きだった果物やお菓子、お香、または現金を持参してもかまいません。

色柄が入った盆提灯は、毎年使うことができます。



冠婚葬祭早引き事典シリーズ

① 教えて 祝儀袋の表書き
② 喜ばれる 中元・歳暮の贈り方
③ バッチリ決める!訪問のマナー
④ 大切なお客様の おもてなし
⑤ おいしくいただくテーブルマナー
⑥ 『手紙の書き方』これで解決!
⑦ これで安心!結婚式に招待されたら!
⑧ 仲人を頼まれたら
⑨ 婚約・結納のしきたり
⑩ 結婚披露宴のプランニング
⑪ 結婚式挙式のプランニング
⑫ 出産から成人まで!わが子のお祝いごと
⑬ 大切にしたい人生の記念日・お祝いごと
⑭ 暮らしの歳時記
⑮ お葬式参列のしきたり
⑯ ご臨終!突然「遺族」になったら
⑰ 仏式のお通夜・お葬式
⑱ 神式・キリスト教式のお葬式
⑲ 終活・生前にしておきたいこと
⑳ お葬式 Q&A よくあるご質問
㉑ お葬式が終わってからのこと
㉒ お墓と納骨のこと
㉓ 四十九日・年忌法要の行い方

 

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