就活にも 婚活にも 使える!これで今日から「マナーの達人!」

和の心 礼三息

目次 Contents

誰にでも簡単に出来る!小笠原流礼法

大人でも、子どもでも、初心者でも、簡単にマスターできる小笠原流の方法があります。

それは「礼三息」という方法です。『れいみいき』と読みます。この作法を知り、就活や婚活、ビジネスの訪問などで利用すれば、きっと効果がありますよ!

内容は、超簡単!たったこれだけです

礼三息とは、お辞儀をするときの呼吸法

お辞儀をするとき

    1. 吸う息で上体を傾け
    2. 吐く息の間そのまま留め
    3. さらに吸う息で上体を起こす

深い礼でも浅い礼でも呼吸は方法は同じです。『礼三息』はどんな相手に対しても折り目正しく、相手への敬意と誠意が表れます。

立礼の場合、両手が膝頭に達するのが深い礼、指先が少し下がる程度が浅い礼、その中間が普通の礼となります。
深い礼でも、浅い礼でも腰を曲げておじぎをしている時間は同じです。吸う息で腰を曲げ、吐く息だけ静止し、吸う息で再び腰を伸ばすようにすると、どんな相手に対しても折り目正しく、しかも自分自身の精神状態を安定させる効用もあります。

相手と呼吸を合わせるということは嗜みとして必要なことですし、良好なコミュニケーションが生まれます。

 

礼三息についての極意

小笠原敬承斎(おがさわらけいしょうさい)氏の心に響く言葉より…

小笠原流では、「残心(ざんしん)」を大切にしている。
「残心」とは文字のごとく、相手に対するこころを最後まで残す、ということ。

たとえば、お辞儀を行う際には、必ず残心を取り入れる。

お辞儀に「礼三息」を取り入れることが大事だが、お辞儀をしたあと、さらに上体が元の姿勢に戻ったあとに数秒、こころを残すこと、すなわち間をとることで、お辞儀に深みが生まれる。

つまり残心は、こころのゆとりそのものを表すのである。
すぐに次の行動に移りたい気持が勝ってしまうと、お辞儀の印象が軽くなるので注意しなければならない。

しめくくりにこころを込め、さらには緊張感を持続させることは、剣道で打ち込みの後の態度に重点をおくことにも通じる。

礼三息」とは、身体を倒してからもとの姿勢に戻るところまで、ゆっくりと動作をおこなうこと。
それには、正しい息遣いを取り入れることが有効である。

①息を吸いながら上体を倒す。
②動きが止まったところで息を吐く。
③再び息を吸いながら上体を起こす。

このように「吸う」、「吐く」、「吸う」、という息遣いを行うことを小笠原流では、「礼三息」と呼んでいる。

客を送るさいの見送る側も見送られる側も、最後まで相手に対するこころを残し、互いのこころを通わせることが大切である。
「残心」は「間」である。
残心を大切にする男性は、雄麗なこころを持っているに違いない。

(『誰も教えてくれない男の礼儀作法』光文社新書 より転載)

 

正しいお辞儀の雰囲気を見てみよう

ここで、小笠原流の『一流人の礼法DVD(サンプル映像)』を見てみましょう。短い広告DVDですが、これを見るだけでも、正しいお辞儀の雰囲気は分かります。

小笠原流礼法DVD-長編版

 

日本の「道」には、礼がいっぱい

神事での拝礼

神事での拝礼

神事での、宮司さんの拝礼です。神さまに対する尊崇の思いが、かがめた腰のこのお辞儀から伝わってきます。

柔道の礼

柔道の礼

柔道試合場での礼。これは、試合終了時の礼ではなく、試合の後、闘った相手に対する尊敬と感謝のお辞儀のようです。

合気道の礼

合気道の礼

合気道の演武の前後になされる礼です。武道の場合、どの瞬間でも相手に対する「備え」が必要とされています。頭を下げ切らずに、相手の気を読み続けることも必要なのでしょう。

なぎなた の礼

なぎなた の礼

薙刀術という古武術から、近代武道へ発展した「なぎなた」。剣道と同じ雰囲気です。

剣道の礼

剣道の礼

少年剣道の様子。柔道や空手などのような競技スポーツとしての発展とは一線を画し、武道であることに徹する剣道は、稽古の雰囲気も、試合の雰囲気も、日本の伝統をより濃く感じることができます。

弓道の礼

弓道の礼

凛とした雰囲気が伝わってくる弓道の礼。弓という武具を使った『禅』の趣があります。

茶道の礼

茶道の礼

『お茶をのむ』という所作が、時間をかけて『道』へと高められた茶道。伝統の美しさがあります。

日本の風習に息づく礼

日本の風習に息づく礼

自分の『いのち』を子や孫に受け継いでいくなかで、日本独特の伝統や風習が生まれてきました。子どもの頃から、こうした行事に触れていくうちに、『日本人』になっていくのでしょうね。理屈抜きに美しい光景です。

小笠原流の礼

小笠原流の礼

姿勢の正しさ、あふれ出る『品』、隙のない立居振舞など、完成された礼がここにあります。

もちろん、一朝一夕で身につくものではなく、ひたすら鍛錬が必要でしょう。形の真似だけに陥らないよう、注意したいものですね。

でも、「礼三息」だけでも守っていれば、自然と品格も高まってくるのではないでしょうか。

 

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