1分で分かる!激動の昭和史 昭和31年(1956年)そのときあなたは?

昭和31年 チロリン村

目次 Contents

昭和31年(1956年)ってどんな年?

昭和31年、あなたが何歳だったか調べてみましょう

昭和31年(1956年)の概要

昭和31年(1956年)の動き

日ソ国交回復・国連加盟実現。好況が続く

昭和31年(1956年)の川柳 初もうで戸板で帰るとは哀し 松本達雄

昭和31年(1956年)のプロ野球記録

  • セントラル・リーグ
    優勝チーム 巨人(監督 水原円裕)
    最優秀選手 別所穀彦(巨人)
    首位打者 与那嶺 要(巨人)
    本塁打王 青田 昇(大洋ホエールズ)
    打点王 宮本敏雄(巨人)
  • パシフィック・リーグ
    優勝チーム 西鉄ライオンズ(監督 三原 脩)
    最優秀選手 中西 太(西鉄ライオンズ)
    首位打者 豊田泰光(西鉄ライオンズ)
    本塁打王 中西 太(西鉄ライオンズ)
    打点王 中西 太(西鉄ライオンズ)

昭和31年(1956年)の高校野球決勝戦

  • 春 中京商(愛知) 4-0 岐阜商(岐阜)
  • 夏 平安(京都) 3-2 坂出商(香川)

昭和31年(1956年)の大相撲優勝力士

  • 1月場所 横綱 鏡里
  • 3月場所 関脇 朝汐
  • 5月場所 大関 若乃花(若ノ花より改名)
  • 9月場所 横綱 鏡里(最終優勝4回)

昭和31年(1956年)のオリンピック金メダリスト

第16回 夏季メルボルン大会

  • 水泳 男子200メートル平泳ぎ 古川 勝
  • 体操 男子鉄棒 小野 喬
  • レスリング
    フリースタイル・フェザー級 笹原正三
    ウェルター級 池田三男

昭和31年(1956年)の内閣

  • ~12月20日 第三次 鳩山一郎(自民党)内閣
  • 12月23日~ 石橋湛山(自民党)内閣

昭和31年(1956年)の政治・経済

1.17日 ソ交渉,ロンドンで再開。 3.20領土問題で行詰り休会。
3.13 政府,教科書検定の強化をねらった教科書法案を国会提出(審議未了,廃案)。
4.5 自民党大会,初代総裁に鳩山一郎を選出。
4.11 日本中小企業政治連盟結成(総裁鮎川義介)。
4.19 衆院,新教育委員会法案をめぐって大混乱。6.2参院で,警官500人を導入し強行可決。 6.30公布(教育委員を公選から任命制に)。
4.29 農相河野一郎,モスクワで日ソ漁業交渉開始。5.14日ソ漁業条約調印(12.12発効)。
4.30 衆院,小選挙区制法案をめく冲大混乱(審議未了。自民党に有利な恣意的な選挙区割りを行いハトマンダーと呼ばれる)。
5.9 フィリピンと賠償協定調印(20年間に5億5000万ドル支払い)。
5.19 科学技術庁開庁(初代長官正力松太郎)。
6.9 沖縄米民政府モーア副長官,プライス勧告を沖縄側に伝達(プライスを団長とする米下院調査団,現在の軍用地4万エーカーのほか1万2000エーカーの接収,無期限使用を勧告)。反対運動高まり,島ぐるみ闘争に発展。
6.11 憲法調査会法公布(内閣に設置)。
7.2 国防会議構成法公布。首相を議長,外相・蔵相・防衛庁長官などを構成員とし,国防の基本方針などを審議する(12.8第1回会議)。
7.8 第4回参院選(自民61,社会49,緑風5,共産2,無所属・諸派10)。革新派3分の1を確保。
7.31 重光外相,モスクワで日ソ交渉再開。 8.12外相,歯舞・色丹のみの返還というソ連案の受諾を請訓。 8.13政府,国後・択捉返還も求めソ連案を拒否。 8.19 鳩山首相,訪ソの決意を表明(領土問題棚上げで決着をはかる)。
10.19 日ソ国交回復に関する共同宣言調印(平和条約は継続交渉とし,平和条約発効時に歯舞・色丹を返還)。鳩山首相,日ソ国交回復を花道に引退表明。
12.14 石橋湛山,自民党大会の決戦投票で,岸信介を258対251で破り総裁就任(石橋・石井光次郎の2・3位連合の勝利)。この頃に7個師団と呼ばれる岸,石橋,石井,大野,河野,三木・松村,吉田の7大派閥が形を整える。
12.18 国連総会,日本の国連加盟を全会一致で承認。
12.19 大赦令・特赦・特別減刑等7万1782人。
12.20 鳩山内閣総辞職。 12.23石橋湛山内閣成立。副総理格で外相岸信介。
12.25 那覇市長選で人民党瀬長亀次郎当選(昭32.11.25那覇市会,米民政府の圧力で市長を罷免。瀬長,被選挙権を奪われ立候補できず)。

昭和31年(1956年)の世界

1.26 第7回冬季オリンピック(伊・コルチナ=ダンペッツォ,~2.5)。 トニー=ザイラー(伊),初のアルペン三冠王。猪谷千春,スキー回転で2位(冬季初のメダル)。
2.14 ソ連共産党第20回大会,平和共存路線を採択。 2.24フルシチョフ,秘密会でスターリン批判演説。
4.17 コミンフォルム解散。
5.9 日本登山隊(隊長槇有恒),ヒマラヤのマナスル(8156m)に初登頂。
6.1 ユーゴ大統領チトーソ連訪問。 6.23ユーゴ・ソ連共同宣言発表(友好・協力関係確立で合意)。
6.13 英軍,スエズ運河から撤退。
6.23 エジプト,初代大統領にナセル選出。 7.26ナセル,スエズ運河の国有化を宣言。
7.18 チトー・ネルー・ナセル会談,軍事ブロック・植民地主義反対を訴える。
10.23 ハンガリーのブダペストで20数万人デモノ連軍撤退・複数政党制などを要求(ハンガリー動乱始まる)。10.24ソ連軍出動。 11.1ナジ首相,ワルシャワ条約機構脱退を表明。 11.4ソ連軍事介入,ナジ政権を転覆。
10.29 イスラエル軍,エジプトに侵攻。 10.30英・仏軍参戦(スエズ戦争)。 12.22英・仏軍撤退。
11.22 第16回オリンピック開催(メルボルン,~12.6)。日本選手118人参加。体操で小野喬(鉄棒),200m平泳で古川勝,レスリングで笹原正三・池田三男が金メダル。
12.2 カストロらキューバ革命派82人,キューバ上陸。
12.31 ラオス王国政府,パテト=ラオ政権樹立を宣言。
この年 北朝鮮で「千里馬(チョンリマ)」運動始まる。

昭和31年(1956年)の社会・文化

1.1 新潟県弥彦神社で,餅まきに群衆殺到し大混乱,圧死者124人。
1.12 東京の赤線従業婦,東京女子従業員組合連合会結成,売春防止法に反対。
1.27 大阪で美空ひばりショーに群衆が殺到,死傷者10人。
1.28 万国著作権条約公布(©記号を付記)。4.28日本で発効。
3.19 日本住宅公団,入居者募集を始める。 5.1千葉の稲毛団地で入居開始。
3.20 能代市で大火,焼失1482戸。
3.23 ザ=ファミリー=オブ=マン写真展に天皇来場の際,長崎原爆被災写真にカーテンがかけられ批判を呼ぶ。
3.30 学校給食法改正(中学校へも適用)。
4.6 原子力委員会,茨城県東海村を原子力研究所用地として選定(地元で反対運動)。
4.11 全国中立労組懇談会発足。 9.8全国中立労組連絡会議(中立労連)と改称。
5.3 第1回世界柔道選手権大会開催(国技館),夏井昇吉が優勝。
5.15 東大教授尾高朝雄,ペニシリン注射でショック死(同種の事件続発)。
5.24 売春防止法公布(昭32.4.1施行)。
7.17 経済企画庁,経済白書『日本経済の成長と近代化』を発表,技術革新による発展を強調(「もはや戦後ではない」が流行)。
7.25 金閣寺・清水寺など京都の19社寺,市の観光施設税に反対し,拝観謝絶や無料公開を行う。
8.7 東京都,喫茶店等の深夜営業にの年急増し,約8000軒)に取締条例公布。
8.19 大館市で大火,焼失1321戸。
8.25 佐久間ダム完成。
9.10 魚津市で大火,焼失1755戸。
9.11 広島原爆病院開院(お年玉つき年賀はがきの付加金で建設)。
9.28 文部省,初の全国学力調査を実施。
10.10 文部省,省令で教科書調査官を設置(教科書検定を強化)。
10.11 比叡山延暦寺で大講堂など焼失。
11.3 水俣病熊本大研究班,新日本窒素水俣工場排水中の有機水銀が原因と報告。
11.8 南極予備観測隊,観測船宗谷で東京を出発(隊長永田武)。
11.19 国鉄,米原一京都間電化により東海道本線全線電化完成。
12.26 興安丸,ソ連から最後の集団帰国者1025人を乗せ,舞鶴に入港。

昭和31年(1956年)の世相

2月 新潮社『週刊新潮』を創刊(出版社による初の週刊誌。週刊誌ブーム)。
3月 『主婦の友』,B5判となる(婦人雑誌大型化)映画館新築ブーム。東京では敗戦時の4倍の452館。
5月 『読売新聞』,「日曜クイズ」を連載開始(賞金が話題。他の雑誌・週刊誌も同種のクイズを企画,クイズブーム)。
7月 今井正監督の『真昼の暗黒』,チェコ国際映画祭で入賞/富士写真フイルム,国産初の電子計算機を完成。
9月 民芸,ハケット夫妻原作の『アンネの日記』を初演。
10月 大阪・新世界の通天閣再建。
この年 『文藻春秋』,中野好夫の「もはや戦後ではない」を掲載,『世界』も「“戦後”への訣別」を特集,戦後は終わったか,の議論が盛ん/手塚洽虫『鉄腕アトム』,武内つなよし『赤胴鈴之助』,横山光輝『鉄人28号』やアメリカマンガ『スーパーマン』が人気/貸本マンガ盛ん,月刊誌形式の貸本マンガ『影』創刊/ホッピングがブーム。

昭和31年(1956年)の流行語

戦中派/太陽族(石原慎太郎の『太陽の季節』から出た言葉で,無軌道・不道徳な若者達をさす)/ドライ,ウェット/一億総白痴化(大宅壮一の造語。テレビの普及による社会への影響が問題化)

昭和31年(1956年)の流行歌

「リンゴ村から」「哀愁列車」三橋美智也/「愛ちゃんはお嫁に」鈴木三重子/「若いお巡りさん」曽根史郎/「ケ=セラ=セラ」ペギー葉山/「ハート=ブレイク=ホテル」小坂一也

昭和31年(1956年)の話題の書物

石原慎太郎『太陽の季節』/五味川純平『人間の条件』/三島由紀夫『金閣寺』/原田康子『挽歌』/谷崎潤一郎『鍵』

昭和31年(1956年)の映画

『早春』松竹;小津安二郎監督・池部良・岸恵子/『ビルマの竪琴』日活;市川亘監督・安井昌二/『赤線地帯』大映;溝口健二監督・京マチ子・若尾文子/『太陽の季節』日活;古川卓巳監督・長門裕之・南田洋子
[洋画]『ベニイ=グッドマン物語』『わんわん物語』(米)/『オセロ』(ソ)/『居酒屋』(仏)

昭和31年(1956年)のテレビ

『チロリン村とくるみの木』『お笑い三人組』『春夏秋冬』『東芝日曜劇場』[CM]「アンクルトリス」(寿屋),「動くバヤリースのマーク」(朝日麦酒)



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昭和31年(1956年)の出来事年表

彌彦神社事件(1月1日)
彌彦神社より運び出される犠牲者の柩

猪谷千春スキー回転で銀メダル獲得(1月31日)
表彰式の猪谷(右)

庄内事件(2月2日)
庄内駅構内(2006年)

フルシチョフ(左)、第20回ソ連共産党大会でスターリン(右)を批判

第1回世界柔道選手権大会開催(5月3日)
会場の蔵前国技館

ハンガリー動乱勃発(10月23日)

通天閣再建(10月28日)

昭和31年(1956年)1月

昭和31年(1956年)2月

昭和31年(1956年)3月

昭和31年(1956年)4月

昭和31年(1956年)5月

昭和31年(1956年)6月

昭和31年(1956年)7月

昭和31年(1956年)8月

  • 8月1日 – ライオン油脂、日本初の台所用洗剤「ライポンF」発売。
  • 8月1日 – 第二種運転免許が施行。
  • 8月10日 - 1948年に発生した免田事件で死刑が確定した死刑囚による第三次再審請求審で熊本地裁八代支部は再審決定の判断を下す。死刑囚の再審を認めた初めての事案。「再審制度においても『疑わしいときは被告人の利益に』という刑事裁判の鉄則が適用される」という通称白鳥決定が出来る以前の数少ない再審を認める判断だった。しかしその後検察が即時抗告し1959年4月15日に再審開始取り消しの決定が下る。(その後再び再審開始の判断が下るのは1979年9月27日の第六次再審請求審 福岡高裁の決定。その後検察の特別抗告が棄却され再審開始決定1983年7月15日熊本地裁八代支部は無罪判決を言い渡す。)
  • 8月30日 – スターリン批判を受け北朝鮮で同国の幹部が最高指導者金日成個人崇拝や工業政策を批判(8月宗派事件)。

昭和31年(1956年)9月

昭和31年(1956年)10月

昭和31年(1956年)11月

昭和31年(1956年)12月

日付不詳

昭和31年(1956年)が周年にあたるイベント

昭和31年(1956年)のスポーツ

昭和31年(1956年)の映画


本多猪四郎監督『空の大怪獣ラドン』

昭和31年(1956年)の文学

昭和31年(1956年)のテレビ

昭和31年(1956年)のラジオ

  • 4月1日、ラジオ山口(現・山口放送)開局。

昭和31年(1956年)のコマーシャル

キャッチフレーズなど 商品名など メーカー 出演者 音楽
♪家中でみんなキリン、キリン キリンビール・キリンレモン キリンビール 三木鶏郎

昭和31年(1956年)生まれの著名人

昭和31年(1956年)1月生まれ

昭和31年(1956年)2月生まれ

昭和31年(1956年)3月生まれ

昭和31年(1956年)4月生まれ

昭和31年(1956年)5月生まれ

昭和31年(1956年)6月生まれ

昭和31年(1956年)7月生まれ

昭和31年(1956年)8月生まれ

昭和31年(1956年)9月生まれ

昭和31年(1956年)10月生まれ

昭和31年(1956年)11月生まれ

昭和31年(1956年)12月生まれ

誕生日不明


昭和31年(1956年)に亡くなられた著名人

昭和31年(1956年)にノーベル賞を受賞された方

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