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1分で分かる!激動の昭和史 昭和11年(1936年)そのときあなたは?

昭和11年

昭和11年

目次 Contents

昭和11年(1936年)ってどんな年?

昭和11年、あなたが何歳だったか調べてみましょう

日本を変えた昭和11年の出来ごと

昭和11年(1936年)の概要

昭和11年(1936年)の動き

2・26事件が起こり,各界に衝撃を与える

昭和11年(1936年)の川柳 新しい議事堂無茶は云うまいぞ 小島大口坊

昭和11年(1936年)のプロ野球記録

秋大会 優勝 巨人(監督 藤本定義)

昭和11年(1936年)の高校野球決勝戦

春 愛知商(愛知) 2-1 桐生中(群馬)
夏 岐阜商(岐阜) 9-1 平安中(京都)

昭和11年(1936年)の大相撲優勝力士

1月場所 横綱 玉錦(全勝優勝・最終優勝9回)
5月場所 関脇 双葉山(全勝優勝)

昭和11年(1936年)のオリンピック大会金メダリスト

夏季オリンピック 第11回 ベルリン大会
陸上 男子三段跳び 田島直人
マラソン 孫 基禎
水泳 男子1500m自由形 寺田 登
水泳 男子200m平泳ぎ 葉室鉄夫
水泳 男子800mリレー 日本チーム
水泳 女子200m平泳ぎ 前畑秀子

昭和11年(1936年)の内閣

~昭和11年2月28日 岡田啓介(海軍)内閣
昭和11年3月9日~ 広田弘毅(外交官)内閣

昭和11年(1936年)の政治・経済

1.13 政府丿第1次北支処理要綱」を決定。華北5省の,国民中央政府からの分離促進の方針。
1.15 ロンドン海軍軍縮会議首席全権永野修身,会議脱退を通告。
2.20 第19回総選挙(民政党205,政友会171,昭和会22,社会大衆党18,国民同盟15,中立その他35)。労農無産協議会の加藤勘十,東京5区で
全国最高得票を獲得。
2.26 歩兵第1・3連隊などの皇道派青年将校,兵1400人を率いて首相・陸相官邸,警視庁などを襲撃。蔵相高橋是清・内大臣斎藤実・教育総監渡辺錠太郎を殺害,侍従長鈴木貫太郎に重傷を負わせ,国家改造を要求(2・26事件)。岡田首相,危うく難を免れる。軍事参議官会議,反乱是認の陸相告示を起案,反乱軍に示達,反乱軍を警備部隊に編入。天皇,侍従武官長本庄繁に鎮圧方を督促,内相後藤文夫を首相臨時代理に任命。内閣,辞表を捧呈。
2.27 東京市に戒厳令布告(戒厳司令官香椎浩平)。7.18解除。
2.28 反乱軍鎮圧の奉勅命令。岡田内閣総辞職。
2.29 戒厳部隊,反乱軍を包囲して討伐行動を開始。反乱部隊降伏,青年将校逮捕。
3.6 陸相候補寺内寿一,下村宏・吉田茂ら自由主義的入閣予定者の排除を要求。組閣に干渉。
3.9 広田弘毅(前外相)内閣成立。蔵相馬場鍈一,公債漸減主義放棄・増税・低金利政策などの断行を声明(馬場財政)。
5.11 「国防方針」を改定。戦時国防所要兵力を,陸軍50個師団,海軍主力艦・航空母艦各12隻などとし,英を新たに仮想敵国に入れる。
5.18 広田内閣,軍部大臣現役武官制を復活。内閣への軍部の影響力増大。
8.7 5相(首・外・蔵・陸・海)会議で「国策の基準」決定。(1)東亜における皇道精神の具現バ2)国防軍備の充実衣3)日満国防を安固にし,ソ連の脅威を除去し,英米に備え,(4)南方への民族的経済発展,の4項目を目標(南北併進の方針)。
8.7 4相(首・外・陸・海)間で「帝国外交方針」を決定。日・満・支共同の対ソ防衛・赤化防止対策としての日独提携などを目標。
8.11 政府,「第2次北支処理要綱」を決定。華北5省の防共親日満地帯化を企図。
11.25 日独防共協定成立。コミンテルンに対し相互防衛措置の協議を決定。秘密付属協定で,協定違反条約のソ連との不締結などを規定。
11.27 政府,昭和12年度予算案を決定。歳出総額30億4000万円,軍事費約14億円を占める。
12.31 ワシントン海軍軍縮条約失効。

昭和11年(1936年)の世界

2.6 第4回冬季オリンピック開催(独・ガルミッシュ=パルテンキルヘン,28か国参加,~2.16)。
2.16 スペイン総選挙で,人民戦線派勝利。 2.19アサーニヤ内閣成立。
2.17 中国紅軍,東征抗日宣言。
3.7 独,ロカルノ条約を破棄,ラインラントへ進駐。
5.9 伊,エチオピア併合。
6.4 仏にレオン=ブルムの第1次人民戦線内閣成立。
7.17 スペイン内戦始まる。
7.31 IOC,第12回オリンピックの東京開催を決定。昭13.7.15開催返上を決定。
8.1 第11回オリンピック開催(ベルリン,49か国参加,~8.16)。ナチス=ドイツの威容を誇示した大会。日本選手179人参加。三段跳
で田島直人,マラソンで孫基禎,水泳で葉室鉄夫らが金メダル。河西三省アナの「前畑ガンバレ」の実況は有名。朝鮮出身の孫基禎が日の丸に「君が代」で表彰され民族感情を刺激。
8.25 中国共産党,国民政府に8月書簡(抗日民主国共合作・民主共和国樹立を提唱)。
9.9 ロンドンでスペイン内戦不干渉委員会成立(27か国)。
10.1 スペインで反乱派がフランコを国家主席に任命。
10.25 独・伊間でローマ・ベルリン枢軸結成。
11.3 ローズベルト米大統領再選。
12.5 第8回臨時ソ連邦ソビエト大会で社会主義共和国憲法(スターリン憲法)採択。
12.10 英国王エドワード8世,シンプソン夫人との恋のために退位(王冠を賭けた恋)。
12.12 蒋介石,西安で張学良に監禁される(西安事件)。 12. 25共産党の隠恩来の調停で解放。抗日統一戦線結成へ。

昭和11年(1936年)の社会・文化

1.15 初の市営母子ホーム龍泉寺婦人宿泊所,東京・下谷に開設。
1.15 日本労働総同盟と全国労働組合同盟,合同して全日本労働総同盟結成(会長松岡駒吉,組合員9万5000人)。
2.5 全日本職業野球連盟結成(東京巨人軍・大東京・東京セネタース・名古屋金賊・大阪タイガース・阪急・名古屋の7チーム)。
2.9 名古屋鳴海球場で初の職業野球試合(金賊軍,10対3で巨人軍を破る)。
2.26 軍事クーデターの発生により,市内の劇場・映画館一斉閉場,午後7時まで事件の報道禁止。
3.13 内務省,大本教に解散命令。 5.18綾部・亀岡の本部・墓地等を強制破壊。
3.15 内閣調査局原案の国家管理による発送電力会社設立案が新聞に掲載され,電力株一斉に暴落。
4.18 外務省,国号を「大日本帝国」に統一と発表「日本国皇帝」の呼称を「大日本帝国天皇」とすることに決定。
5.18 阿部定,東京・尾久の待合で情夫を殺害,下腹部を切取って逃亡。 5.20逮捕。
6.30 落語家・講談師ら250人,愛国演芸同盟を結成。カーキ色折襟や戦闘帽の制服を制定。
7.10 平野義太郎・山田盛太郎・小林良正ら講座派の学者や左翼文化団体関係者が一斉検挙(コム=アカデミー事件)。
7.27 陸軍戦車学校設置(12.1開校)。
8.1 白バイ登場。
9.10 陸軍省,一致結束建軍精神強化のため,小倉・大阪・名古屋各工廠に,労働者の労働組合脱退と団体行動禁止を通達。
9.18 在郷軍人7500人,満州事変5周年を記念して,東京不忍池畔で模擬演習。
9.25 帝国在郷軍人会令公布。民間の私的機関から陸・海両相の所管する公的機関となり,軍国主義思想の宣伝・普及や戦時下の国民総動員に大きな役割を果す。
9.28 大阪府特高警察,ひとのみち教団初代教祖御木徳一を検挙し本部を捜索。
10.29 神戸沖で大観艦式。長門・陸奥など約100隻が威容を誇示。
11.7 帝国議会新議事堂(現在の国会議事堂)落成。
11.14 方面委員令公布(地域の貧窮者保護,全国的に制度化)。
12.2 大日本傷痍軍人会発会式。

昭和11年(1936年)の世相

1月 日劇ダンシングチーム,初公演(『ジャズとダンス』)/警視庁消防部,交通事故増加(東京府の年間事故2万件,死者400人,負傷者1500人)対応のため,救急車を配車(6台),救急病院を指定(173か所),救急電話を119番に決定/横山隆一,漫画『江戸っ子健ちゃん亘『フクちゃしりの前身)を『東京朝日新聞』東京版に連接/東京で青酸カリ自殺流行/江戸川凭歩丿怪人二十面相』を『少年惧楽部』に迎幟。
3月 警視庁,2・26事件を風刺するような扮装・言動を禁削する旨を通達/鉄道省,貨物用D51型機関車完成/武田麟太郎,『人民文庫』をに主宰,敞文精神によりフアシズムに抵抗。
4月 少年団の教材『ジャングルブック』から『金太郎川牛片丸|泣どに変更。
6月 「国民歌謡」放送則始。平易で健全な歌を家庭に送るのが目的で,第1回は「目木よい国」(今則風渓作訓)。
9月 坪田譲治丿風の中の子供』を『東京朝日新聞』に連載。
10月 この頃結核患者増加,36年ぶりに死因第1位丿亡国病」と呼ばれる。 20日から第1回結核予防国民運動振興週間。
12月 講談社,絵本を発売(『乃木大将』『岩見重太郎』『四十七士』など)。
この年 アルマイトの弁当箱,工員や学生に普及/女性のマフラーや男児のセーラ一服が流行。

昭和11年(1936年)の流行語

今からでも遅くない/庶政一新

昭和11年(1936年)の流行歌

「忘れちやいやよ」渡辺はま子(「ねえ」の鼻声が受け大ヒットするが,煽情的として発禁)/「東京ラプソディー」藤山一郎/「ああそれなのに」美ち奴/「郷子の実」東海林太郎

昭和11年(1936年)の話題の書物

吉川英治『宮本武蔵』/太宰治『晩年』/高見順『故旧忘れ得べき』/山本有三『真実一路』/阿部知二『冬の宿』/北条民雄『いのちの初夜』/坪田譲治『風の中の子供』

昭和11年(1936年)の映画

人生劇場』日活;内田吐夢監僣・小杉の・山本礼三郎/『赤西礪太』日活・片岡千恵蔵プロ;伊丹万作監督・片岡千恵蔵/『祇園の姉妹』第一映画;溝口健二監督・山田五十鈴
[洋画]『ミモザ館』『自吉処女地』(仏)/『幽霊西へ行く』(英)


昭和11年(1936年)の出来事年表

<ここからの記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたウィキペディアの項目1936年を素材として二次利用しています>

昭和11年(1936年)1月

昭和11年(1936年)2月

昭和11年(1936年)3月

昭和11年(1936年)4月

昭和11年(1936年)5月

昭和11年(1936年)6月

昭和11年(1936年)7月

昭和11年(1936年)8月

昭和11年(1936年)9月
 

昭和11年(1936年)10月

昭和11年(1936年)11月

昭和11年(1936年)12月

日付不詳

昭和11年(1936年)が周年にあたる出来事など

昭和11年(1936年)のスポーツ

昭和11年(1936年)の文学

  • 芥川賞
    • 第4回(1936年下半期) – 石川淳 『普賢』
    • 第4回(1936年下半期) – 冨澤有爲男 『地中海』
  • 直木賞
    • 第3回(1936年上半期) – 海音寺潮五郎『天正女合戦』『武道傳來記』
    • 第4回(1936年下半期) – 木々高太郎『人生の阿呆』

昭和11年(1936年)生まれの著名人

昭和11年(1936年)1月生まれ

昭和11年(1936年)2月生まれ

昭和11年(1936年)3月生まれ

昭和11年(1936年)4月生まれ

昭和11年(1936年)5月生まれ

昭和11年(1936年)6月生まれ

昭和11年(1936年)7月生まれ

昭和11年(1936年)8月生まれ

昭和11年(1936年)9月生まれ

昭和11年(1936年)10月生まれ

昭和11年(1936年)11月生まれ

昭和11年(1936年)12月生まれ


昭和11年(1936年)に亡くなられた著名人

昭和11年(1936年)にノーベル賞を受賞された方

フィクションに登場する昭和11年(1936年)

昭和11年(1936年)生まれとされているキャラクター

昭和11年(1936年)に起こったとされている出来事

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