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ごろう君 静岡県磐田市社山(やしろやま)を旅する
佐賀県に住む陸奥 五郎(むつ ごろう)君。スマホの「ランダム行先決定ツール」というアプリを使って、気ままな『ネットDEダーツの旅』を楽しんでいます。
さて、本日の行先は?『静岡県磐田市社山』です!まず『社山』の読み方についてですが、正しくは「やしろやま」です。静岡県磐田市の北に位置し、天竜川の上流側になります。近くには新東名高速道路が通っていて、「豊岡国際カントリークラブ」、「ヤマハリゾート 葛城ゴルフ倶楽部」、「三木の里CC」、「静岡よみうりカントリークラブ」といったゴルフ場がズラリ!
問題は、『社山』のど真ん中あたりはGoogleカーも通っていない場所のようで、ストリートビューで様子を見ることも出来ないことです。さあて今回は、どんな発見があるのでしなょうか!?
まずは、上空から眺めてみました
出発は、豊岡南小入り口交差点から
『社山(やしろやま)』は全体が丘陵地になっているようで、そこには社山城というお城の跡があります。出発点は、県道44号線と県道61号線が交差する「豊岡南小入り口交差点」。実は、『社山』とは少し離れたところです。
社山城跡に行くため、県道44号線を北上することにしました。道路右手(東側)に、「やしろ美容室」、松下製菓店、JA遠州中央広瀬支店、うどんの「すゑさ」、そして「割烹すえひろ」と続き、その先、道路左手(西側)には、美容室「KU・U・LE・I(ウレイ)」といった店が並んでいます。さらに進んで、「掛井酒店」角には、臨済宗妙心寺派 慈眼寺(じげんじ)への案内石碑と、「社山城跡入口」と案内碑が立っています。
目指す社山城跡は、広瀬保育園の前を過ぎ、突き当りの諏訪神社・慈眼寺から右に伸びた道の先にあるようです。
社山城とは?
「社山公園」となっているが…
社山城に関する情報は、Wikipediaですら出てきません。ただし、城址めぐり愛好家を引き付ける何かがあるのでしょうね。『城郭放浪記』、『お城の旅日記』、『余湖君のホームページ』、『史跡夜話』、『タクジローの日本全国お城めぐり』、『なぽのブログ』といったホームページでも紹介されています。その内容を拝見すると、社山公園という名称とは程遠く、「雑木林の中にある山城の遺構」なんだそうです。
社山城跡
- 磐田市指定文化財 社山城跡
- 指定月日 平成17年11月21日
- 所在地 静岡県磐田市社山471-2、472
- この社山城は標高130メートルの山頂にあって、四方は切り立った崖で、西側は真下を天竜川の流れが洗い、一名「水巻城」とも呼ばれる天険の要害でした。
その築城については不明ですが、「宗長日記」他の記録によれば、文亀年間(1501~1503年)に斯波氏と今川氏との抗争の場となり、その戦いで斯波氏が敗れたため今川氏の支配となったと伝えられています。その後、永禄3年(1560年)の桶狭間の戦いで今川義元が戦死し、義元の子 氏真が徳川氏と武田氏とによって領国を逐われ今川氏が没落したため、三河の徳川氏の支配となりました。しかし、元亀3年(1572年)に武田信玄が上洛を企図し遠州地方に侵入したため、今度は徳川氏と武田氏との抗争の場となりました。天正10年(1582年)に武田氏が滅亡したたっめ、城としての存在価値がなくなり、天正18年(1590年)に徳川家康が関東に移封されたことによって、廃城となったようです。
全体の遺構の保存状態はよく、現在も一の郭・二の郭と、それらに付随する帯曲輪、堀切、土塁当の遺構が残っています。
(磐田市教育委員会 案内版より転記)
駆け足で社山城を見て回りましたが、詳しい歴史がはっきりしていないことに加え、歴史の専門家でもない私にとっては、詳しく読み解くことは難しくもありました。やはり、『城郭放浪記』、『お城の旅日記』、『余湖君のホームページ』、『史跡夜話』、『タクジローの日本全国お城めぐり』、『なぽのブログ』などのみなさんの記事を参考にしてみてください。
ごろう君の気になるスポット in 磐田市社山(やしろやま)周辺
一般社団法人 花咲乃庄(大箸家)
社山(やしろやま)からは少し離れていますが、国の登録有形文化財「天保の文化施設・博物館」でもあり、磐田市天然記念物天保庭園のドウダンツツジ、菖蒲や枯山水の庭園も楽しめ、そして、銘酒『男山』の原水で仕上げた「手打ち一・九そば」がいただける食事処でもあるという、何とも贅沢な場所です。以下、一般社団法人 花咲乃庄(大箸家)のホームページを転載します。
- 施設の概要
一般社団法人 花咲乃庄(大箸家)では、国・登録有形文化財 天保の文化施設・博物館とお食事処の花咲乃庄 市天然記念物天保庭園のドウダンツツジ2株 菖蒲や枯山水の庭園を眺めながらの食事処『そば・茶屋一貫』では、銘酒『男山』の原水で仕上げた「手打ち一・九そば」せいろが味わえます。
大箸家は江戸の終わりごろ、現磐田市一貫地で造り酒屋を営み、当主大箸藤次郎は天保初年家督を継ぎ、嘉永二年には庄屋を務めました。又藤次郎は才能も高く、財をなし、浜松藩の旗本や近隣諸村からの飢餓時の郷借願いにも精一杯融資し当地方の金庫番として地域に貢献しました。この思想は金原明善爺の天竜川の治水工事時の協力関係にもなり、孫義子を大箸家 に嫁がすなど金原家とも親密な関係にありました。その後大箸家はいくつかの地域貢献事業に参加し失敗衰退しました。
現在の当主は藤次郎の孫晴康です。彼はホンダでの永年に亘る開発機種の総責任者(ラージプロジェクトリーダー)の経験と企画力を活かし、この貴重な屋敷を整備し、多くの人が古人の知恵に学び、自らの花を咲かせる発展の基礎となることを願い、ここを花咲乃庄と名付け、一般に公開いたしました。尚、花咲乃庄は、現存する建造物7件全てが、国の有形文化財として登録されています。- H25年4月には磐田市天然記念物(文化財)にドウダンツツジ2株が指定されました。
- H27年1月一般社団法人とし社会貢献を明確にいたしました。
- 江戸・昭和博物館
江戸・昭和博物館は、主屋、2つの蔵(南蔵と東蔵)、天保の庭園それから納屋の見学が可能です。
2つの蔵の南蔵は、テーマ館となっており、さまざまな展示会やイベントが行われ、また東蔵では、天保の時代以降大箸家に伝わる数々の品が常設展示してあります。
納屋では、懐かしい生活様式や昭和のおもちゃなど、タイムスリップした空間となっております。
庭に出ると、回遊式日本庭園となっており、四季折々の花木が色鮮やかさと水琴窟の音色がお客様の心を更に和ませてくれると思います。- 庄屋屋敷
江戸時代から明治、大正にかけての建造物が住宅全体として良く保存されているなどとし、塀や井戸小屋も同時に文化財として認められた「花咲乃庄」は、当時の雰囲気をそのまま今に伝えています。 - 庄屋:多目的ギャラリー
2階多目的ギャラリーではさまざまなイベント、展示会が開催されています。
当ギャラリーは、文化的なご利用にも場所を提供しておりますので、ご希望の方はお申し出ください。 - 東蔵:常設館
水野越前守から拝領したと記された杯、NHK開局当時のラジオ、今でも音を出すラッパつき蓄音機や共鳴箱式の蓄音機、家紋入りの船上水筒・・・・。展示品もさることながら、 蔵自体が歴史を感じさせます。 - 南蔵:テーマ館
南蔵は、H21年3月主屋、蔵など7建造物が国の有形文化財に登録されたのを機にテーマ会館に改装致しました。昭和7年頃作られた”光明鉄道”の展示等。 - なつかしの生活・玩具館
日本初のヌードポスター展示や、昔の暮らしを再現した部屋を見学できます。
2階・・・鉄道模型・玩具館 - 天保の庭園
磐田市の天然記念物(ドウダンツツジ2株) 梅が満開に咲く季節には、忍辱の梅(にんにくのうめ)と枝垂れ梅が、可憐な花をたわわに咲かせます。
- 庄屋屋敷
- 手打ちそば・うなぎ処
菖蒲や枯山水の見える庭園で、銘酒「男山」の原水と極上の北山蕎麦90%を用いた手打ち蕎麦や静岡うなぎはいかがでしょうか。
こくのある頑固な秘伝のお蕎麦や、さっぱりとした江戸の味で仕上げた静岡うなぎをご賞味ください。
そば茶屋「一貫」をご利用の客様は、見学料割引のサービスも行っております。
また、ご宴会や団体様はご予算に応じたお食事メニュー”おもてなし”(予約制)もご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。- メニュー
◆手打ち一・九蕎麦・うどん
◆天ぷら
◆うなぎ
◆甘味・喫茶
◆御会食用メニュー(15名以上 要予約 日曜、祭日は要相談)
おもてなしうなぎ御膳・おもてなしそば御膳
- メニュー
- おみやげ処
多治見・九谷焼のギフトセット、懐かしい駄菓子や雑貨などを販売しております。どことなく懐かしさを感じさせる品々を集めました。ここだけのオリジナルもございます。 - 施設・交通案内
- 商号 花咲乃庄-はなさかのしょう-
- 代表社名 大箸 晴康
- 所在地 〒438-0116 静岡県磐田市壱貫地429
- TEL 0539-62-2316
- FAX 0539-62-2316
- 開館時間 10:00~16:30
- 休館日 毎週火曜日 ※祝日の場合は営業(振替休日なし)
- 入館料
大人350円 小人175円 団体10名様以上は、大人300円
※お食事のみでご見学をされない方は、入館料無料となります。 - 駐車場 100台(無料)
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