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MOS試験の概要
[itemlink post_id=”5557″]「MOS」とは、株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ(Odyssey Communications, Inc.)が実施・運営する、パソコンユーザー資格試験で、「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」の頭文字が資格名となっています。
試験は、Microsoft Office(マイクロソフト・オフィス)製品である「Word(ワード)」、「Excel(エクセル)」、「PowerPoint(パワーポイント)」、「Access(アクセス)」、そして「Outlook(アウトルック)」の5科目があり、WordとExcelには上級資格の「Expert(エキスパート)」が設けられています。
さらに、2016、2013、2010の3つのバージョンごとに別試験となっていて、実に23もの科目に分かれています。
MOSのバージョンはどれを受けるべき?
どの科目を受験するかは、受験者の方のパソコン利用環境などに左右されますが、古いバージョンだと資格の効力自体が陳腐化して聞こえてしまいますので、常に最新のバージョンの資格にチャンレンジすることを強くお勧めします。つまり、現時点では「2016」ですね。
「MOS2019」のMOS試験はいつから?
2018年12月現在、Office2019に対応したMOS試験の開始時期は「未定」とされています。
「MOS2010」のMOS試験はいつまで受験できる?
正式発表はあっておりませんが、近い将来(2019年1月現在)「2010」の試験は終了するものと思われます。もちろん、資格の効力が消滅するわけではありませんが、「終わった資格」というイメージになってしまうことも事実です。今後の「2010」の受験は、慎重にご判断ください。
なぜ徹底検証を行うの?
MOS試験をもっともお得に取得して欲しいから!
MOS試験受験のなかには、「独学」だけで準備される方も少なくありません。合格に向けての強い決意があり、忙しい仕事や勉強の合間をぬってMOS試験対策を続けられる方々です。素晴らしいですね!この方々から見れば「MOS試験対策なんて簡単!市販の問題集を買ってきて自分でやれば合格できるよ!」ということになるでしょう。
ただ、パソコンのスキルにしても、生活や学習環境にしても、個人差があります。全員が「独学」だけで合格できるとは限りません。
そこで、「お金や時間をかけて学習するとしたら、いったいどの方法がリーズナブルなのか?」ということが重要になってきます。今回は、そういう方々のための徹底検証を行っていきます。
パソコン初心者の方
~まずはネット学習を活用しよう~
WordやExcelの知識や経験がない方が、いきなりMOS試験対策講座を受けるのは厳しいものです。だからといって「パソコンの基礎」とか「Windowsについて」とか「文字入力・タイピング」といった内容から始めるとなると、かかるお金と時間は相当なものになります。
まずは、各種のホームページやYouTube(ユーチューブ)で検索してみてください。そこには、分かりやすく素晴らしい情報もあふれています。しかも無料です!
理解できる内容から学習してみて、それでも難しいという場合は、『MOS資格取得は数年先』ぐらいに考えて、パソコン教室などでじっくり楽しく学習なさる方がいいかもしれません。
Word、Excelの基礎から学習すべきかどうか
ここは悩みどころです。たとえば、パソコン教室の「初心者コース」とか「入門コース」とかから学習するとなると、おそらく次のコースに進むだけで数カ月かかります。そして、その内容の多くは、既に知っておられるか、そこまで時間をかけなくても理解できる内容が少なくありません。結局、かけられる時間やお金にもよりますが、そこまで余裕がない方は、やはり、上記の『ネット学習』も試してみてください。
MOS試験対策の方法と料金
パソコン教室の「MOS攻略法講座」を受講する
シニアや初心者だけを対象としているパソコン教室を除けば、ほとんどの教室がこの講座を開講しています。理由はやはり、「お客様のニーズが多い」からでしょうね。。
そんな数あるパソコン教室のなかから、自分にあったパソコン教室をどう選んでいけばよいのでしょうか。ポイントは、以下の2点です。
-
- MOS試験の認定会場であるか
まず、MOS試験の会場認定を受けているパソコン教室であるかどうか、です。受講後は、そのパソコン教室で受験できるわけですから、緊張が和らぎますよね。
それから、もっとも重要なのが、その教室のインストラクターは、MOS試験の試験監督の経験があるわけですから、『MOS試験の内容そのものを熟知している』という事実です。市販本やネットの情報から調べた知識だけで「MOS攻略法講座」を開講しているインストラクターとは、講座の濃さがかなり違ってくることになります。どちらから習った方が得かは、今さら言うまでもないでしょう。 - マンツーマン的な教え方をしてくれるか
ここで大切なのは、ご自分のスキルや学習環境に応じたピッタリの講座を提供してくれるかどうか、です。「MOS試験に合格する」ことが目的なわけですから、無駄なく、効率的に学習できること、が重要ですね。フランチャイズのパソコン教室などのなかには、「うちはカリキュラムが決まっています。この講座の内容は全部受けていただきます」などと応じてくれないところもあります。そういう場合は、他の教室も探してみてもいいでしょう。
- MOS試験の認定会場であるか
パソコン教室の選び方
パソコン教室は大別すると、全国にチェーン店をもつ「大手パソコン教室」と、地域の個人が経営する「個人パソコン教室」の二つになります。
- 「大手パソコン教室」
パソコンの仕組みと操作方法は、全国共通です。会社規模の大小によって学習内容が変わるわけではないので、会社の知名度や会社規模は、教室の優劣とは無関係です。
ただ、規模が大きいということは、会社を維持するための人件費、テナント代、膨大な広告費などがかかるわけですから、どうしても料金は高めになってしまいます。その分、各種のサービスが充実しているとも言えますが、「MOS試験に合格すること」が最大目的である習う側からみれば、会社の知名度や雰囲気の良さは重要な要素ではありませんね。 - 「個人のパソコン教室」
料金的には大手よりも安価な設定になっています。当然ですが、「個人」ですから、教室の品質の良否はその経営者次第です。「超おすすめ教室」もあれば、その逆の教室もあるでしょう。
一般論で言えば、「シニア」や「初心者」が中心になっているパソコン教室の場合、レッスンが「長期化」しやすい傾向があります。理由は、そのスピード感でしょう。「多少お金や時間がかかってもいいので、基礎からじっくり学びたい」という方には問題ありませんが、出来るだけ早く資格をとりたいという方の場合、『短期集中カリキュラム』がないかどうかをしっかり確認なさった方が賢明です。
多少、結論めいたことを言えば、MOS試験対策に向いているパソコン教室は、『小規模の個人教室で、マンツーマン的な教え方をしてくれて、しかも経営者が信頼できるパソコン教室』がベストなのかもしれません。
通信教育を利用する
ネット検索すると、「ユーキャン」、「TAC」、「ヒューマンアカデミー」、「産業能率大学」といった会社の通信教育がヒットします。その多くは、DVDを見ながら2カ月程度の学習する内容になっており、料金は16,000円から40,000円程度。
通信教育は、料金が比較的安価で、ご自分の都合に合わせた学習が出来ることが最大の強みです。一方で、教材が届いたあとは孤独な学習になってしまい、モチベーションの維持が難しいというデメリットもあります。そもそも、市販の問題集での独学が無理だという方にとって、挫折し易い大きな要素ですので、ご自身のスキルやご性格、そして学習環境などを吟味してみてください。
[itemlink post_id=”5557″]MOS攻略法講座一覧
(2019/1現在・公開情報、順不同、講座の内容は随時変わっていきますので、詳細は各事業所へ直接お尋ねください)
MOS2016対策 | 期間と回数 | 料金 | 備考 | |
パソコン教室アビバ | なし |
2か月・11回 |
未公表 | 全国 |
Winスクール | あり | 150分×12回(30時間) | 84,000円(税別) | 全国 |
アクアパソコン教室 | あり | 40時間・50時間・60時間 | 180,000円、210,000円、240,000円(税別) | 福岡市・マンツーマン |
ハロー!パソコン教室 | あり | 未公表 | 1講座1,500円・詳細不明 | 全国 |
ユーキャン | あり | 学習期間1か月 | 16,000(税込み) | 通信教育 |
ヒューマンアカデミー | あり | 1~2か月 | 23,500円(税込み) | 全国 |
わかるとできる | あり | 12講(詳細不明) | 未公表 | 全国 |
キュリオステーション | あり | 3カ月・1か月・1週間 | 59,800~99,800円 | 遠隔授業 |
キュリオステーション | あり | 1日ワンデー対策講座 | 99,800円 | 静岡校のみ? |
コストパフォーマンスがいい はやぶさオンラインパソコン教室 |
あり | 2時間講座+3カ月復習用録画 |
9,000円(税別) オプション講座 |
Web会議システム利用 |
TACパソコンスクール | あり | 2か月 |
28,000円(税込み) |
通信教育 |
産業能率大学 プロカレッジ | あり | 2か月 |
28,000円(税込み) |
通信教育 |
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